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診療科・部門

循環器業務


当院の臨床工学技士は、心臓カテーテル室において、心臓カテーテル検査・治療やペースメーカ埋え込み術の補助業務を行っています。ここでは、補助循環装置(IABP)や人工呼吸器、麻酔器などの生命維持装置のほかにも、血管内超音波検査装置(IVUS)や除細動器、ペースメーカプログラマ、スティムレータなどの電気的エネルギーの負荷を伴う機器を取り扱っており、これら関連した機器の安全確保するため、セッティングや操作、保守点検などを行っています。
また、心臓カテーテル室では、下記のことが必要となります。
Ⅰ.装置設置基準
心臓カテーテル室で使用する機器は、ミクロショックを防ぐためにCF 型機器であることが義務づけられている。非接地配線、商用電源停止による電源喪失から装置の動作停止を起こさないための非常電源装置等の設置が義務付けられており、常に設置が基準通りであるかを確認しなくてはならない。(詳細はJIS T1022「病院電気設備の安全基準」の心臓カテーテル室を参照のこと。)

Ⅱ.装置の機器管理
全ての装置に破損箇所がなく適切に設置され、コード、ソケットおよびコネクタ等が安全に設置されていることを確認すること。また、動作試験等を行い正常動作することを確認する。

業務内容

  • 心臓・血管カテーテル検査・治療の補助業務
  • 治療やペースメーカ植込み術の補助業務

操作する機器

【生命維持装置】
  • 補助循環装置(IABP)
  • 補助循環装置(ECMO)
  • 人工呼吸器
  • 麻酔器
【血管内画像診断装置】
  • 血管内超音波検査装置(IVUS)
  • 光干渉断層撮影装置(Optical Coherence Tomography)
【その他治療装置】
  • 除細動器
  • 体外式ペースメーカ
  • ペースメーカプログラマ
  • スティムレータ
  • 電気メス

心カテ室においての臨床工学技士が準備および操作をする機器

血管内超音波検査(IVUS)超音波
血管内部の断層画像をリアルタイムで見る事ができる。

光干渉断層撮影装置
(Optical Coherence Tomography)
血管内部の断層画像をリアルタイムで見る事ができる

血栓吸引器
吸引器によりチューブ及びカテーテル内を陰圧とし、血管内の血栓を吸引除去する。

体外式ペースメーカ
緊急に徐脈を治療する必要がある場合やPCI徐脈が発生する可能性が高い場合、経過とともに完全に回復が見込める場合またはペースメーカ埋め込み手術までの短期的な徐脈の治療などを目的とした際に経静脈的に電極リードを右室心尖部に留置し心臓に電気刺激を与え、 応急的に一定の心拍数に保つことができる。

カーディアックスティムレータ
心臓カテーテル検査の心臓電気生理学検査の専用装置として設計された診断用心臓電気刺激装置、ペースメーカ電極アナライザの機能も有している。

大動脈内バルーンパンピングIABP(intra-aortic balloon pumping;IABP)30~40mLの大動脈内バルーンを胸部下行大動脈に留置し、心電図または動脈圧に同期させて膨張・収縮させることにより心機能を補助する圧補助循環装置。

体外式膜型人工肺:ECMO(Extracorporeal membrane oxygenation, ECMO, エクモ) ECMOは、重症呼吸不全患者または重症心不全患者に対して(時に心肺停止状態の蘇生手段として)行われる生命維持法です。心臓と肺が、生命を維持するのに十分な機能を失った際に、心臓と呼吸の補助をする治療法です。

心臓カテーテル検査・治療について

心臓カテーテル検査は、心臓に特殊な細いプラスチック製の管(カテーテル)を挿入し、心臓内の圧や血液の酸素濃度を測定・分析したり、造影剤を注入してX線撮影し、心臓の血液状態や形、心室・心房と弁の動きを調べたり、さらには心臓の筋肉(心筋)を採取して病理学的に検査する心筋生検などを行なう検査です。
動脈から挿入したカテーテルの先端を冠状動脈の入り口まで進め、造影剤を注入して心臓をX線撮影します。ビデオカメラを使い、リアルタイムに撮影します。
造影剤によって冠状動脈が映し出され、動脈硬化が進行して血管が狭くなって狭心症の原因となっている場所が見つかり、心筋梗塞で詰まってしまった場所と障害された場所がわかります。
この検査によって狭心症や心筋梗塞の確定診断をするとともに、治療方針の決定、たとえばバルーン療法(PTCA)を行なうのがいいのか、A-Cバイパス手術がいいのかと行ったことを判断する材料となります。
狭心症・心筋梗塞の治療には、内科的な治療の「薬物治療」「心臓カテーテル治療(経皮的冠動脈形成術 PCⅠ)」そして外科的な「バイパス手術」があります。
心臓カテーテル治療は、局所麻酔後に手首や足のつけ根の動脈からカテーテルと呼ばれる細い管を入れ、血栓吸引やバルーン(風船)療法やステント(筒形で網状の金属)挿入術を行なって狭くなったり詰まったりしている冠動脈を広げる治療法です。
また、脈が速くなる頻脈性不整脈においては、心臓内を電気刺激して異常な伝導路を確認して心臓の電気の流れをカテーテルにより正常に戻す高周波焼灼術や脈が遅くなる徐脈性不整脈には、体外式ペースメーカを使用します。
このほかに下肢の動脈が狭くなったり詰まっていたりする下肢動脈硬化症に対して血流を回復する下肢動脈形成術や、下肢静脈血栓がもとで起こる肺梗塞の予防治療に下肢静脈フィルターなどを行っています。

心臓カテーテル検査・治療

ペースメーカ(Pace Maker)業務

心臓ペースメーカーとは、
不整脈など、心臓の収縮が秩序正しく伝わらない時、心臓に周期的に電気刺激を与えて、心拍動を起こさせる装置です。ペースメーカーには、緊急の時に用いる体外式と、体内に植え込む永久型の2種類があります。体外式は、心臓手術のときに起こる不整脈の時などに使われ、永久型は、大きさ小型ライター並み、植え込んでも違和感無く過ごせます。

ペースメーカ図1

健康な人の心拍数は1分間に約70回。それが1分間に20~30回に減少した場合を徐脈と呼び、心電図に現れる。症状はめまい、息切れ、どうきなど。ひどくなると意識がなくなって倒れることもある。このように下がった心拍数を正常の数値に戻すためにペースメーカーを使う。 ペースメーカーは、心臓病によって徐脈が見られた場合に使われ、その本体は電池、コンデンサー、IC回路からできている。回路からの電気信号は40~50センチの細い柔軟なワイヤでできた電極を通して心筋に伝えられる。
現在ある一番小さいペースメーカーの本体部分の大きさは縦5センチ、横4センチ、厚み7ミリほどで重さは17グラム。大きいのでもその2、3倍程度。小さい方の電池の寿命は約5年。大きいので約10年もつ。電池の寿命がきたら本体ごと取り換える必要がある。

ペースメーカ図2

ペースメーカ実物

ペースメーカ業務における臨床工学技士の関わり

  1. ペースメーカ植込術(術前、術語患者訪問、アナライザー、プログラマー操作)
  2. ペースメーカ交換 (プログラマー操作)
  3. ペースメーカ外来チェック(全患者約200名、年2回)
  4. 術前訪問
  5. 術後チェック
※2013年から条件付MRI対応ペースメーカーを取り扱っています。MRI検査前後に臨床工学技士がプログラマーを操作することにより、ペースメーカ植え込み患者がMRI検査を行えるようになります。

ペースメーカ植込術風景

ペースメーカ植込術風景

プログラマー操作
閾値、波高値の測定など

プログラマー操作
閾値、波高値の測定など

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