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診療科・部門

腎センター


腎センターは、昭和52年富山市以東の唯一の透析施設として建設され、現在は中央棟2階で透析治療をおこなっています。ベッド数は個室2床を含む50床とアフェレーシス治療用の個室1床です。血液透析、腹膜透析、在宅血液透析、腎移植に関する相談、アフェレーシス(血漿交換、G-CAP、末梢血幹細胞採取)等、急性期から慢性期に至るまで受け入れ、新川広域圏の基幹病院としての役割を担っています。
スタッフは腎臓・リウマチ内科医師5名、看護師17名、看護補助者1名、臨床工学技士13名です。日々、多職種間で情報共有することで、安全な透析医療を提供しています。
また、定期的に患者勉強会、スタッフ勉強会等を開催するなど教育体制は充実しています。看護師の中には、腎不全看護認定看護師1名、腹膜透析指導看護師3名、糖尿病重症化予防(フットケア)研修修了者4名がいます。フットケア有資格者の指導のもと、看護師が患者の足観察を実施し足病変の予防をしています。2021年より透析に通院している方を対象としたフットケア外来を開始しています。また、透析患者のフレイル・サルコペニアの予防のため2023年より腎臓リハビリテーションを開始しています。

フットケア

腹膜透析指導

血液浄化業務

当院では、血液透析療法(人工透析)、アフェレーシス療法(血漿交換療法、血液吸着療法)などの血液浄化業務を行っています。

血液透析(人工透析)療法(Hemodialysis: HD)

慢性腎不全患者の血液透析(人工透析)療法を50床の腎センターにて行っています。

腎センター(人工透析装置)

血液透析(人工透析)とは慢性腎不全により尿毒素に汚染された血液を、きれいにして体内に戻す方法です。
人工腎臓と呼ばれるダイアライザーの装置に体内の血液を送り、血液の中の老廃物を取り除き、余分な水分を除去・電解質の濃度の調節・血液pH(酸-アルカリ性)の改善を行い、血液をきれいにして体内に戻します。

人工透析装置

人工腎臓(ダイアライザー)

血液透析(人工透析)では、血管に針を刺して血液を連続的に取り出す必要があるため、簡単な手術によって、前腕の動脈と静脈を皮下でつなぎ合わせてシャントと呼ばれる血液の取り出し口を作ります。
1回の透析時間は4~5時間で、週2~3回透析施設に通います。次の透析までの間に老廃物や水分がたまるので、食事制限を厳密にする必要があります。一般的に、高カロリー低タンバクの食事で、水分・塩分・カリウムは制限します。

On-Line HDF
当院では、平成25年度よりOn-Line HDF(オンラインHDF)を導入しました。透析液は「高純度(ウルトラピュア)透析液」と呼ばれ、オンラインHDFにも対応できるようになりました。

この高度に清浄化されている透析液で透析を続けると、
  • 皮膚掻痒症
  • レストレッグ症候群・イライラ感
  • 食欲不振
  • 皮膚の色素沈着
  • 透析中の血圧安定
  • 不眠
  • エリスロポエチン不反応性腎性貧血
  • 透析アミロイド症予防
といった効果があると言われています。

アフェレーシス療法(apheresis therapy)

主に免疫疾患(ギランバレー症候群、重症筋無力症、グッドパスチャー症候群(Goodpasture's syndrome, GPS)、溶血性尿毒症症候群(HUS)など)にPE、DFPP等の血漿交換。潰瘍性大腸炎の患者に対しての白血球吸着(L-CAP、G-CAP)を行っています。

末梢血幹細胞移植(autologous peripheral blood stem cell transplantation: PBSCT)

白血病、悪性リンパ腫、骨髄腫などの血液疾患の治療において、血液中の末梢血幹細胞を採取し、後で移植します。

末梢血幹細胞の採取

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