個人情報保護について
個人情報保護に関する当院の基本方針（プライバシーポリシー）
当院は、個人の権利・利益を保護するために、個人情報を適切に管理することを社会的責務と考えます。
個人情報保護に関する基本方針を以下のとおり定め、職員及び関係者に周知徹底を図り、これまで以上に個人情報保護に努めます。
個人情報保護に関する基本方針を以下のとおり定め、職員及び関係者に周知徹底を図り、これまで以上に個人情報保護に努めます。
- 個人情報の収集・利用・提供
個人情報を保護・管理する体制を確立し、適切な個人情報の収集、利用及び提供に関する内部規程を定め、これを遵守します。
また、保有する個人情報は、法令等により必要と判断される場合、人の生命に関わる緊急の必要性があると判断される場合、予め患者さんの同意を得た場合を除き、本来の利用目的の範囲を超えて使用することはありません。権限を与えられた者のみが医療の遂行上必要な限りにおいて利用します。 - 個人情報の安全対策
個人情報への不正アクセス、個人情報の紛失、破壊、改ざん及び漏洩等を防止するために院内体制を整備し、組織的、人的、物理的及び技術的な情報セキュリティ対策による万全の予防措置を講じます。万一の問題発生時には速やかな是正対策を実施します。
また、個人情報を取り扱う業務を外部の事業者へ委託する場合、個人情報の適切な管理を行える事業者を選定するとともに、契約条項の中に規定を設けて指導、監督を行います。 - 個人情報の確認・訂正・利用停止
当該本人（患者さん）等からの内容の確認・訂正あるいは利用停止を求められた場合には、別に定める内部規則により、調査の上適切に対応します。 - 個人情報に関する法令・規範の遵守
黒部市個人情報保護条例及び個人情報に関する関係法令、指針、ガイドライン、その他の規範を遵守します。 - 教育及び継続的改善
個人情報保護体制を適切に維持するため、職員の教育・研修を徹底し、内部規則を継続的に見直し、改善します。 - 診療情報の提供・開示
診療情報の提供・開示に関しては、別に定めます。 - 問い合わせ窓口
個人情報に関するお問い合わせは、各部署責任者又は以下の窓口をご利用下さい。
個人情報保護相談窓口：総合相談室（中央棟1階）・医事課（中央棟1階）・情報管理課（中央棟3階）
通常の業務で想定される個人情報の利用目的
患者さん等への医療の提供に必要な利用目的
［当院での利用］
- 患者さん等（検診・健診・ドックを含む）に提供する医療
- 医療保険事務
- 患者さんに係る管理運営業務のうち、
－入退院等の病棟管理
－会計・経理
－質向上・安全確保・医療事故あるいは未然防止等の分析・報告
－患者さん等への医療サービスの向上 - 医療サービスや業務の維持・改善のための基礎資料
- 患者さん氏名の呼称と名札の表示等（医療事故防止の観点から、外来診察や院内放送等での呼び出し、病室・病床・ナースセンター等での名札表示、リストバンド、薬袋や点滴袋等への記名表示等）
- お見舞い来訪者からのお尋ねによる患者さん入院病室等の案内
［他の事業者等への情報提供］
- 当院が患者さん等に提供する医療のうち、
－他の病院、診療所、助産所、薬局、訪問看護ステーション、介護サービス事業者等との連携
－他の医療機関等からの照会への回答
－患者さん等の診療等に当たり、外部の医師等の意見・助言を求める場合
－検体検査業務の委託、その他の業務委託
－家族等への病状説明
－家族等への診療費請求等に関する問い合わせ - 医療保険事務のうち、
－保険事務の委託
－審査支払機関又は保険者へのレセプトの提出
－審査支払機関又は保険者からの照会への回答 - 事業者等からの委託を受けて健康診断等を行った場合における、事業者等へのその結果の通知
- 医師賠償責任保険等に係る、医療に関する専門の団体、保険会社等への相談又は届出等
- 第3者機関への質向上・安全確保・医療事故対応・未然防止等のための報告及び相談
上記以外の利用目的
［当院での利用］
- 医療機関等の管理運営業務のうち、
－医療・介護サービスや業務の維持・改善のための基礎資料
－研修医及び医療専門職等の学生実習への協力
－研修医及び医療専門職等の教育・研修
－症例検討・研究及び剖検・臨床病理検討会等の死因検討
－研究、治験及び予後調査、満足度調査や業務改善のためのアンケート調査 - 大規模災害等にて受け入れた傷病者について関係機関への照会又は照会に対する回答
［学会・医学誌等への発表］
- 特定の患者、利用者、関係者の症例や事例の学会、研究会、学会誌等での報告は、氏名、生年月日、住所等を消去することで匿名化する。匿名化困難な場合は、本人の同意を得る。
［他の事業者等への情報提供を伴う事例］
- 当院の管理運営業務のうち、
－外部監査機関への情報提供
－当該利用者に居宅サービスを提供する他の居宅サービス事業者や居宅介護支援事業所等との連携（サービス担当者会議等）、照会への回答
－医療費の未収金等に係る債権回収業務委託先への情報提供 - 治験業務の一部委託及び治験依頼者への報告（匿名化での利用）
- 「がん登録等の推進に関する法律」に基づく、がん登録情報の提供及び調査委託（データ提出及びそれに係る予後調査等）
- 一般社団法人National Clinical Database の事業への医療情報の提供
- 関係法令等に基づく行政機関及び司法機関等への提出等（法令に基づき、人の生命・身体又は財産の保護、公衆衛生の向上又は児童の健全育成、国の機関若しくは地方公共団体又はその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合等には、事前にご本人の同意を得ることなく利用することがあります）
医学論文・学会研究会発表における個人情報保護に関する指針
当院の症例報告を含む医学論文・学会研究会における学術発表において、個人情報保護に関する指針を次のように定めます。
- 患者個人の特定可能な氏名、患者番号、イニシャル又は「呼び名」は記載しない。
- 患者の住所は記載しない。ただし、患者の発生場所が病態等に関与する場合は区域までに限定して記載する事を可とする。（富山県、黒部市等）
- 日付は、臨床経過を知る上で必要となることが多いので、個人が特定できないと判断される場合は年月までの記載を可とする。
- 他の情報と診療科名を照合することにより患者が特定され得る場合、診療科名は記載しない。
- 既に他病院などで診断・治療を受けている場合、その施設名及び所在地を記載しない。ただし、救急医療などで搬送元の記載が不可欠の場合はこの限りではない。
- 顔写真を提示する際には目を隠す。眼疾病の場合は、顔全体が分からないよう眼球のみの拡大写真とする。
- 症例を特定できる生検、剖検、画像情報に含まれる番号などは削除する。
- 以上の配慮をしても個人が特定化される可能性のある場合は、発表に関する同意を患者自身（又は遺族か代理人、小児では保護者）から得るか、又は倫理委員会の承認を得る。
- 遺伝性疾患やヒトゲノム・遺伝子解析を伴う症例報告では「ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針」による規定を遵守する。
- 上記の他、特定疾患等において個別の匿名化の基準があればそれに従う。
※上記のうち、同意しがたい事項がある場合には、情報管理課までお申し出ください。お申し出のないものについては、同意していただけたものとして取り扱わせていただきます。また、これらのお申し出は後からいつでも撤回、変更等をすることができます。
平成29年5月
黒部市民病院 院長
