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診療科・部門

呼吸器内科


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診療内容

呼吸器系の疾患の治療・管理を行っています。呼吸器系(肺・気管支)は多くの疾患の発現の場になります。
  • 感染症(様々な病原体による肺炎、結核、非結核性抗酸菌など)
  • アレルギー性疾患(気管支喘息や過敏性肺臓炎など)
  • 膠原病・自己免疫疾患(関節リウマチやサルコイドーシスなど)
  • 腫瘍(肺癌、悪性中皮腫)
  • 喫煙や職業性粉塵曝露による疾患(慢性閉塞性肺疾患、塵肺など)
的確な検査を行い、迅速かつ正確な診断を心がけています。時として診断には治療による反応や、時間をかけて経過を見守ることも必要になります。
医療は日々進歩しています。また医療の進歩や環境の変化は常に新たな病態を生み出しています。スタッフは積極的に学会参加や学会報告を行い、最新の知識や技術の習得に努め、よりよい医療を実践するための創意工夫を怠らず、独善に陥ることのないよう心がけています。
日々進歩する医療にも限界があります。また命にも限りがあります。限界を冷静に見極め、受け入れることも時には必要になります。

気管支喘息

発作時の咳、喘鳴、呼吸困難を主症状とするもので典型例での診断は容易です。適切な治療を受けることにより多くの場合には良好な治療効果が得られます。軽症の患者さんは必ずしも定期的な受診は必要なく、受診が必要な場合を話し合います。一方で治療を受けていながらも症状の改善が乏しい患者さんがいることも確かです。症状や状態により治療薬を見直しながら過不足のない治療を行います。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

喫煙を原因とする肺、気管支の慢性炎症性疾患です。多くの場合には中年期以降の喫煙者に発症します。健診やドック等により無症状で見つかることも増えていますが、咳や痰、労作時呼吸困難などの症状を訴えて受診される場合にはすでにかなり進行している場合が少なくありません。禁煙が第一歩です。必要に応じ薬物治療を行います。適切な運動療法や栄養管理も大切です。

肺癌

腫瘍の種類、拡がり、体の状態から最良と思われる治療方針を提案します。検査は迅速に進め、呼吸器内科医、呼吸器外科医、病理医、放射線治療医が治療方針を話し合い、速やかに判断することができます。治療は手術療法、化学療法、放射線療法を単独か組み合わせて行います。判断が難しい場合には他施設の専門医に意見を求めることもあります。提案した最良と思われる治療方針を患者さんやご家族にご理解いただき納得できるよう、十分な説明が必要になります。
療養には様々な助けが必要になります。多くの職種スタッフがチームになって患者さんやご家族の相談にのり支えになっています。

結核

適切な治療を確実に受けることによりほとんどは治癒します。痰に結核菌が混じった排菌がある場合には入院が必要になります。若いころに感染し高齢になって発病する患者さんが多く見られます。海外で感染してくる患者さんも増えています。治療薬が効かない耐性菌が問題になってきています。

非結核性抗酸菌症

中高年の女性を中心に患者さんが増えています。健診等で胸部異常陰影として見つかることが多く、ほとんどの方は無症状です。経過は一般に穏やかで年齢や病型によっては治療を必要としません。治療は内服薬が中心で、長期間の投与を必要とします。進行すると咳・痰・発熱・呼吸困難などの症状が出現します。

肺炎

様々な病原体が原因となります。一般的な細菌性肺炎では原因菌を確定することは必ずしも必要なく分からないことがほとんどです。適切な抗菌薬投与により治療を行い、多くは治癒します。持病がなく病状が軽い場合には外来治療を行います。高齢者や重篤な持病がある人では治療にも関わらず経過が悪いことがあります。

間質性肺炎

咳や呼吸困難を主症状とします。急性期には発熱を伴います。病原体の感染によって生じる肺炎とは全く異なる疾患です。かなり急性の経過から年単位の慢性の経過をたどるものまで、様々な病型があります。原因不明の特発性間質性肺炎が最も多く、膠原病などの他の全身性疾患が原因となるものや、薬剤や放射線治療が原因になるものがあります。ステロイド治療や免疫抑制剤による治療があります。病型を正しく診断する必要があります。

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