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診療科・部門

スポーツ障害検診



発育期のスポーツ障害検診(野球肘検診等)

発育期における運動器障害は骨端部、軟骨由来のものが多く、関節変形等によって以後のスポーツ・体育活動に支障をきたす場合があります。外側型野球肘(上腕骨小頭部障害)、オスグッド病、腰椎分離症等が発育期に多くみられる運動器障害です。また、発育期では骨変形や不良アライメントの形成につながる場合もありますので早期発見や発症予防が重要です。

臨床スポーツ医学センターでは野球選手に多い野球肘を減らすため、小中学生野球選手を対象とした「野球肘検診」を実施してきました。2014年度からは対象を野球選手以外にも拡大してスポーツ選手用検診を行っています。

検診は超音波検査、身体機能評価、動作(フォーム)評価、競技別の筋力/パフォーマンス測定、コンディショニング講習から構成されています。検診を定期的に受診し、発育期のスポーツ障害の早期発見と発症予防にお役立ていただければと思います。

事前チェック

現症、既往、スポーツ歴、セルフ体力チェック結果等を事前に記載していただきます。

超音波エコー検査

競技特性によって検査部位が異なります。
例:野球(肘)、バスケット/サッカー等(膝)

身体機能評価

静的/動的アライメント、関節可動域/柔軟性、圧痛、骨形状等
パワー、スポーツフォーム評価等

コンディショニング講習

スポーツ障害予防やパフォーマンス向上のためのコンディショニング方法について講習します。
セルフチェックやコンディショニング方法を示した資料をお渡しします。

結果報告

結果は個別に封入した報告シートでお返しします。総合判定は【異常所見なし】【経過観察】【要精密検査】の3段階となっており、【要精密検査】者には医療機関の受診をお勧めします。医療機関の指定はございません。
ご希望に応じてスポーツ医科学チェックによる個別コンディショニング指導を行います。

問診票

問診票①

問診票③

問診票②

問診票④

個人結果票①②

これまでの検診結果(小中学生野球選手)

外側型野球肘が発見された時の学年

外側型野球肘:内因的関与

外側型野球肘:ポジション別比率

黒部市スポーツ障害検診結果(2022年度)

受診者数

超音波エコー検査(肘)

上腕骨小頭部 異常所見あり
(外側型野球肘所見)
肘内側 異常所見あり
(内側型野球肘所見)
比率(%) 7.1 32.1

超音波エコー検査(膝)

脛骨粗面 異常所見あり 膝蓋腱 異常所見あり 膝蓋骨 異常所見あり
比率(%) 8.8 5.3 10.5

オスグッド病、ジャンパー膝所見

オスグッド病 所見あり
(脛骨粗面の隆起、圧痛)
ジャンパー膝 所見あり
(膝蓋腱の圧痛)
比率(%) 15.4 7.1

動的アライメント評価

前後屈時の骨盤運 不良あり
骨盤傾斜不良
屈伸動作 不良あり
ニーイン、ニーアウト等
ランジ動作不良あり
臀部外側移動等
比率(%) 31.6 79 35.1
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