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臨床研修センター

初期臨床研修プログラム


スーパーローテイト方式をとっており、2年間の研修期間中、専門分野に偏らない全般的な初期臨床研修に専念することができます。
当院での2年間の初期臨床研修の到達目標:「common diseaseを中心に、どのような状況でも対応できる医師になり、専攻医研修へ繋げる」

大まかな研修期間・科目

必修科目 内科(24週以上) 循環器、呼吸器、消化器、内分泌代謝、腎臓病
膠原病、血液、脳神経内科
救急(12週以上)
地域医療(4週以上) 県内外の協力病院にて実施
外科(4週以上)
麻酔科(4週以上)
小児科(4週以上)
産婦人科(4週以上)
精神科(4週以上)
選択科目 全診療科
米国研修
希望を検討の上、各診療科に配置
この間に米国研修が可能
※1年次終了後に、ローテーションの変更を申し出ることができます。

研修の週間スケジュールの一例

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
7:45
~8:15
各科新患検討会 早朝合同レクチュアミーティング① 各科新患検討会 早朝合同レクチュアミーティング②
8:15
~8:45
各科抄読会
各科全体新患報告会
各科新患病棟回診
各科新患病棟回診 各科新患病棟回診 各科新患病棟回診 各科新患病棟回診
午前 各科研修 各科研修 地域救命センター 各科研修 各科研修
午後 地域救命センター 各科研修 各科研修 各科研修 各科研修
18:00
~20:00
内科症例検討会
死亡報告
20:00
~21:00
合同CPC
※ピンクは全研修医合同、黄色は各科で必修研修項目

各科研修内容

内科

初期目標は、1)内科疾患全般で、診断に至るプロセスと治療を計画実行しそれに伴う基本的手技ができる、あるいはそれが可能となる診療姿勢が身に付く、2)初期救命処置ができ、救急外来、当直業務がこなせることの2点である。更に、専門別知識をふまえた幅の広い内科研修を目指す。
研修は、循環器、呼吸器、消化器、内分泌代謝、腎臓病、膠原病、血液、神経内科の専門別(希望調査有り)に分かれ、各指導医の下で一般外来(週1回程度)及び入院患者を担当する。
毎週1回、内科医師全員と放射線科、病理医師が加わった症例検討会を行い、診療レベルの維持に努めている。担当症例は、内科学会のほか各専門学会の経験数に含めることができる。指導医(3か月で交代)-副指導医―2年次研修医―1年次研修医によるチーム医療(いわゆる屋根瓦方式)を行うほか、毎朝チームによる新患検討会が行われる。

外科

指導医の下、担当医として腹部、消化器、内分泌疾患の診断、治療を行う。
また、病理と合同の術前検討会を週1回、消化器内科、放射線科と合同の症例検討会を月1回行い、地方会においても積極的に参加し演者として発表する。

呼吸器外科・心臓血管外科

胸部外傷、気胸、肺癌、血管損傷、動脈瘤、動脈閉塞、静脈瘤などの診療として気管支鏡、胸腔ドレナージ、気管切開、鏡視下肺切除、血管造影、血管縫合、血栓摘除、血管内手術などの手技を修得する。大動脈解離の集中管理・降圧療法・手術を修得する。
血栓症の診断として血液学的方法や超音波などの画像検査を修得し、経カテーテル的血栓溶解、抗血栓療法などを修得する。術前・術後管理の知識と技術を習得する。

小児科

一般病院における小児科診療の様子を肌で感じることを目標とする。対象疾患は感染症が最も多い。流行疾患の特徴を知り、感染予防の基本についても学ぶ。
小児期の基本的な疾患は、できるだけ実際に経験する。アレルギーや神経などの疾患も多く、また、発育発達の評価、予防接種、新生児のケアなど、小児特有の領域もある。
他診療科、保健所、学校・幼稚園などとの連携、掲示・配布物などによる啓蒙の重要性についても理解する。診療の対象はこどもであるが、母親をはじめ、家族のケアが重要であることを理解する。カバーする領域が多岐にわたるため、まれな疾患や思うようにいかない疾患に出会うことも多く、そうした際に悩みながら対処している日常の診療風景を見聞する。外来では、小児の採血、点滴、迅速検査などの処置に習熟する。病棟では、小児科医師のもとで、準主治医となって、症例を受け持つ。

整形外科

新鮮外傷、脊椎疾患、関節疾患、スポーツ障害が多く脊椎・関節鏡視下手術も盛んに行われている。筋腱、神経・血管などの創傷処置と骨折、脱臼、脊髄損傷など救急外傷に対する診断と初期治療を学ぶ。また、症例検討会を通してレントゲン画像、MRI画像、CT画像の読影を学び、手術を介助・見学して整形外科疾病に対する理解を深める。スポーツ選手の障害治療、競技力向上のため、体力測定を通してリハビリテーションの実際を学ぶ。

産婦人科

妊婦健診・分娩管理・産褥ケアを実践し、妊娠女性の特異的な生理・病理学を学ぶ。正常新生児をとりあつかい、その日令ごとの生理機能の変化を理解する。手術に参加し、とくに帝王切開術と婦人科内視鏡手術の基本を理解する。閉経後女性に特有の疾患の診療(女性内科)に参加する。
新しい生殖補助医療を用いた不妊治療に触れ、知識を身につけ、理解を深める。これらを通してさらに、女性患者の心理的側面を理解し、面接技術をたかめる。

皮膚科

外来および入院患者の診療に従事し、皮膚病一般の知識、鑑別能力を高める。皮膚科的検査法(真菌検査、皮膚貼付テスト、ツアンクテスト、細菌、真菌培養など)や、皮膚生検とその病理診断学を学習する。治療として、各種軟膏療法、冷凍療法、細菌、ウィルス感染の治療、熱傷の治療などに習熟し、皮膚小手術も行う。皮膚科学会へ積極的に参加し、症例の学会報告も行う。

泌尿器科

指導医の下で外来、病棟、手術室の仕事に従事し、泌尿器科臨床の基本的知識・機械類の操作、手技を習得する。
また、泌尿器科救急疾患についての理解を深め、基本的な処置や対処が行えるように努める。

眼科

眼科臨床に必要な基本的知識、眼科主要疾患に関する診断・治療の基本的技術を学ぶ。外来における諸検査、処置、および内眼手術、外眼手術、レーザー手術など外科的治療法を習得する。
また、救急患者も対応できる技術および態度も習得する。

脳神経外科

脳神経外科疾患は、急性かつ重症例が多いため、第一線の医療現場で適切・迅速な診断と治療ができる能力が必要とされる。まず、脳神経外科診断能力(問診、神経学的検査、病歴の記載、画像診断など)を習得し、次に、治療の選択、術前術後管理を習得後、開頭・閉頭術および脳内手術の実際を理解し脳神経手術の助手が出来ることを目標とする。

耳鼻いんこう科

耳鼻咽喉科医として必要な知識を修得する。基本的な診察、処置、検査、手術手技を理解、修得する。
並びに耳鼻咽喉科救急疾患に対する知識と対処を身につける。

麻酔科・救急

実際の麻酔を通じて、呼吸・循環の基礎事項を確認し、気道確保(バッグ&マスク・ラリンゲルマスク・気管内挿管等)と呼吸管理・静脈路確保(末梢・中心静脈・IVH)と輸血管理を修得する。
応用として、地域救命センターで危機的状況にある患者にあたり、集中治療室では重症患者・術後患者の治療に参加する。
また、外来ではペインクリニックの基礎を学ぶ。

放射線科

放射線科診療、とくに画像診断のための基礎的知識と技術を習得する。
超音波診断、CT、MRI、血管造影(Interventional Angiographyを含む)、単純X線、消化管透視等の正常画像解剖の理解と悪性腫瘍を主とした画像診断を研修の柱とする。
核医学、放射線治療は週1回の専門医の指導を受けることが可能である。

精神科・心療内科

精神科入院患者・外来患者を中心に、臨床精神医学における全般的な面接および診断技能、診断するうえで必要な各種身体的、心理的検査の意義を理解し、治療技能、態度を身につける。精神科救急患者の診断法、治療法を身につける。全診療科へのコンサルテーション・リエゾン精神医学サービス(ターミナルケアを含む)に参加する。精神療法を修得する。長期入院患者のリハビリテーション活動に参加する。

病理・臨床検査科

臨床検査科の一部門として、当院の外科病理学(生検検体および手術検体の病理学的検索)、細胞診検査、および病理解剖業務を担当している。呼吸器検討会や婦人科検討会を定期的に行っている。
CPCは、ほぼ全症例について、火曜日夕方の内科検討会の後に行っている。1~2カ月の短期間で病理診断技術の全てを会得するのは極めて難しいと思われるが、病理診断がどういうレベルでどの様な過程で行われているのかを知ることは臨床業務を行う上でも役立つと考えられる。
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