病院の概要

黒部市民病院は富山県東部新川医療圏の中核病院として地域住民に信頼される病院をめざしてその役割を果たしてきました。
病院基本方針として、「良質な医療を保つ、信頼を培う、安心の医療を届ける」を掲げ、患者に信頼され、職員がいきいきと働ける病院であること。そのために職員と患者がともに悩み、ともに喜び合い、ともにつくりあげることを目指すべき目標として掲げています。
地域救命センター・地域周産期母子医療センター等からへき地医療拠点病院に至るまで、幅広い指定を受けていることからもわかるように、急性期医療とプライマリケアの両方について多くの症例を扱っています。
さらには介護老人保健施設を併設するとともに、地域医療保健室・在宅介護支援センターおよびデイサービスセンターを拠点として地域医療、保健、福祉の連携を基盤にした地域包括医療・ケアにも積極的に取り組んでいます。
医師として一歩を踏み出したみなさんには、このような環境の中で多くの症例、そしてチーム医療や地域連携などを通じ、当院での2年間の初期臨床研修の到達目標である「common diseaseを中心に、どのような状況でも対応できる医師になり、専攻医研修へ繋げられる」よう成長をしてもらえるものと思っています。

当院の特色

急性期・先進医療（リニアック、PET/CT、骨髄移植、インプラントによる乳房再建術、スポーツ医学など）
救急医療体制（地域救命センター・新川医療圏小児急患センター、地域周産期母子医療センター）、地域災害拠点病院の整備（屋上ヘリポート）
病診連携（地域医療連携室・扇状地ネットワークの構築）
地域包括医療・ケア（地域医療支援センター）
予防医学（健康管理センター）
国際医療交流（米国ジョージア州メーコン・ビブ郡マーサー大学医学部、 Atrium Health Navicent との医療交換交流）
がん診療（地域がん診療連携拠点病院）
夜間院内保育所（さくらんぼ）（女性医師にやさしい病院）

施設概要

R5年10月1日現在

病床数	414 床（一般405床、結核5床、感染4床）
医師数	94名（うち臨床研修医一年次10名、二年次9名）
患者数	入院患者数（1日平均）：272.3人（R4年度）外来患者数（1日平均）：770.2人（R4年度）
診療科目	内科、循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、腎臓・リウマチ内科、糖尿病・内分泌内科、血液内科、感染症内科、漢方内科、脳神経内科、外科、消化器外科、乳腺外科、呼吸器外科、心臓血管外科、耳鼻いんこう科、小児科、産婦人科、皮膚科、眼科、整形外科、泌尿器科、放射線科、リハビリテーション科、脳神経外科、麻酔科、精神科、心療内科、歯科口腔外科、形成外科、臨床検査科、病理診断科、救急科
主な特殊診療	救急患者数：17,272人（R4年度）救急車取扱件数：2,740人（R4年度）腎センター：50床全身麻酔手術：1,854人（R4年度）人間ドック：4,921人（R4年度）
主な診療設備	ICU・CCU・HCU・NICU完備 CT、MRI、結石破砕装置、リニアック、PET/CT（令和3年9月更新）、循環器及び頭・腹部エックス線診断撮影装置、ガンマカメラ装置、診断及び手術用内視鏡（神経、気管支消化管、胸腔・腹腔、関節など）、ホルター解析装置、誘発脳波装置、Mako、ダビンチなど
主な診療・活動	造血幹細胞移植各科カテーテルインターベンション（PCI等）各科内視鏡手術（内視鏡的粘膜下層剥離術等）、鏡視下手術（外科・整形外科・泌尿器科・産婦人科・胸部外科等）スポーツ医学　etc
協力病院・施設	［協力型病院］かみいち総合病院（精神科入院）2週間あさひ総合病院（地域医療）市立根室病院（地域医療）金沢大学附属病院（選択科目／内科）富山県立中央病院（選択科目／救急）富山大学附属病院［臨床研究協力施設］富山県赤十字血液センター（選択科目／地域保健）富山県新川厚生センター（選択科目／地域保健）
医療交流	マーサー大学（住所：1550 College Street, Macon, Georgia31207-0001, USA） Atrium Health Navicent（住所：777 Hemlock Street Macon, GA 31201）