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地域を結ぶ病院だより

第22号(2021年5月)


かけはし通信×フレンディーだより(2021年5月発行)
  • ごあいさつ
  • 2021年度 医師紹介
  • 医師の異動
  • 講演・勉強会のご案内
  • 黒部市民病院Topics
  • 新型コロナウイルス感染症に対する当院の対策
  • 外来診療担当医師案内
  • 病院の理念、患者の権利と責務、受診のご案内

ごあいさつ

院長 竹田 慎一

コロナ禍の終息が未だ見通せない中ではありますが、新年度がスタートし、皆様におかれましては新たな決意を胸に日々お過ごしのこととお慶び申し上げます。

昨年度は世界中が新型コロナウイルス感染症に振り回された1年でした。当院における1年間の動きを振り返ってみますと、4月には4床の感染症病棟では患者受け入れが困難と判断し、ICU-B20床をコロナ対応病棟16床として運用を開始、5月にはそこで働くスタッフ確保のため西病棟2階 47床を閉鎖しました。6月には新型コロナウイルス対策プロジェクトチームを立ち上げ、院内マニュアル整備の他、2棟のプレハブによる発熱外来の運用、病院入口の制限と全来院患者の検温等、ハード・ソフト両面での対策を行ってきました。これらの対策と、出張と宴会の自粛要請により、当院においては職員からの発症がなく、病院機能を一瞬たりとも損なうことなく患者対応にあたることができました。本年3月からは職員のワクチン接種が始まりましたが、ワクチンが国民の多数に行きわたり終息宣言が出されるまでは気を抜くことはできません。

今年度当院では、東西病棟長寿命化工事と敷地内薬局整備の2大事業計画を掲げております。東西病棟が竣工して20年以上が経過しておりますが、これまで建物全体の大規模な改修は行っておらず、経年劣化の進行により、窓周りの漏水・結露、電気・空調・機械設備の老朽化等、快適な患者の療養環境の確保が難しくなっております。コロナの影響により市、県、国すべて収入減となり、当院も厳しい収支状況が予想される中ではありますが、5年間で約10億円の予算を投じ病棟の長寿命化を図りたいと考えております。

また、病院薬剤師の確保が困難な中、昨年度末より敷地内薬局の設置を計画しており、5月中には契約締結に至る予定です。これにより、外来患者サービスの向上と、院外処方箋率をアップすることにより薬剤師業務を入院患者への服薬指導に再配分し、入院患者サービスの向上と病院収入の増加を図ることが可能と考えています。

コロナ禍において半ば義務化されているマスク着用下では声が聞きづらい上に、表情が見えにくいため感情がわかりにくくなります。また、感染を恐れるあまりスキンシップがめっきり少なくなっています。このような状況下ではありますが、マスクの下では笑顔を保ち、「つなごう心と心!」を心がけて、今年1年を乗り切って行きたいと考えています。

2021年度 医師紹介

医師の異動

(令和3年4月1日現在)
所属 転出者 転入者 専門
内科 冨田 学 矢野 正明 消化器疾患
毛利 研祐 得能 翔太 内分泌代謝疾患
稲田 悠記 中井 亮太郎 消化器疾患
倉田 多鶴子 牧石 祥平 腎臓疾患
早川 晃 安田 康平 消化器疾患
蓬田 大地 遠藤 俊祐 腎臓疾患
木本 鴻 泉田 俊秀 内科一般
武藤 篤 呼吸器疾患
菊島 明浩 内科一般
小児科 坪井 香緒里 福島 優 小児科一般
中村 健太郎 西山 真未 小児科一般
外科 橋本 聖史 田中 宏幸 外科一般
桐山 正人
整形外科 今井 達朗 上嶋 亮 整形外科一般
堀 岳史 脊椎脊髄外科
産婦人科 須田 尚美 才津 義亮 産婦人科一般
竹内 麻優子 布村 晴香 産婦人科一般
森田 章嗣 荒木 左諭 産婦人科一般
皮膚科 伊與部 怜奈 越田 杏菜 皮膚科一般
泌尿器科 七谷 直紀 鈴木 涼太 泌尿器科一般
耳鼻いんこう科 北川 雄基 宇野 大祐 耳鼻咽喉科一般
放射線科 北川 泰地 長内 博仁 放射線診断
麻酔科 長谷川 裕一 田中 温子 麻酔科一般

講演・勉強会のご案内

1. 新川胸部疾患検討会

日時 毎月第2木曜日
18時30分~20時00分
場所 中央棟3階 会議室6

2. オープンキャンサーボード

日時 6月開催予定
(追ってご案内いたします)
場所 中央棟3階 会議室6

3. 内科カンファレンス

日時 毎週火曜日
18時15分〜
場所 中央棟3階 会議室6

黒部市民病院Topics

地域の皆様から多くのご支援をいただきました!
~新型コロナウイルス感染症対策に対するご支援への感謝~

新型コロナ第1波の感染拡大により病院の運営体制が大きく変化してから1年が過ぎようとしています。その後も2波、3波と新型コロナの波は押し寄せ、今後も先行き不透明な状況が続き新型コロナウイルスのことを考えない生活ができるまでには、まだまだ時間を要するのだろうと漠然とですが思います。

当院は、感染症指定病院の役割を担っており地域の陽性者を受け入れ治療を行っています。医療者といえども未知なるウイルスに対する感染への不安や怖さはあります。しかし、現場で働く職員は、医療者としての使命感をもって頑張っています。特に感染症病床で勤務する職員は計り知れない緊張感のなかで業務に就いています。

このような状況で勤務する職員に対して、地域の皆様から様々なご支援をいただきました。感染予防に使用する防具が不足していた第1波の頃には、マスクや手袋、つなぎ服の防護具、レインコートなどいただきました。職員に対してもお弁当や飲み物、デザートに栄養補助食品など紹介しきれないほどのご支援をいただきました。個人でのご寄付、店舗、企業など沢山の方から沢山のエールをいただきました。職員一人一人はその気持ちに触れることで、自分を奮い立たせ果たすべき役割を懸命に果たしてきました。そのことは、院内感染もなく通常の診療を継続できていることにあると考えます。本当にありがとうございました。
皆様よりいただきました温かなお気持ちとエールはこれからも大事にしていきます。そして、地域の皆様が必要な時に必要な医療が安心して受けられる体制の維持に努めてまいります。
看護部長 高山 由紀子

ご支援いただいた団体・企業様(順不同)

  • 黒部市養豚組合
  • 花王株式会社
  • 桜井ハム
  • 北陸コカ・コーラボトリング株式会社
  • 株式会社ホクペレ
  • 公益財団法人黒部市体育協会
  • ダイヤテックス株式会社
  • 黒部市立明峰中学校
  • 京セラ株式会社
  • 若栗自治振興会
  • 黒部市民病院ボランティア太陽の会
  • 伊藤園
  • サクラパックス株式会社
  • ニッショク株式会社(株式会社オカフーズ)
  • 黒部ライオンズクラブ
  • 株式会社池田模範堂
  • カゴメ株式会社
  • 株式会社司
  • ジャニーズSmile Up!Project
  • 黒部市飲食店有志一同
  • 株式会社精田建鉄
  • 北星ゴム工業株式会社
  • 株式会社光洋
  • 上海YKKジッパー社
  • 大阪大学大学院医学系研究科 次世代内視鏡治療学共同研究講座
  • 株式会社島工業
  • 株式会社資生堂
  • 株式会社日立製作所
  • 第一生命保険株式会社労働組合 富山支部組合員一同
  • 黒部市国際文化センターコラーレ
  • 黒部市芸術文化協会
  • 公益社団法人魚津法人会
  • 黒部市農業再生協議会
(敬称略)
ほか匿名希望の皆様をはじめとした多くの方にご支援をいただきました。ありがとうございました。

院内にも一部ではありますが、掲示しています!

新型コロナウイルス感染症に対する当院の対策

医療安全部(感染対策室、医療安全管理室) 丸山 裕美子
2020年度は世界中が新型コロナウイルス感染症(以下COVID-19)の拡大により価値観も生活様式も経済も変容する一年でした。すべての方々のこの1年余りのご尽力に敬意を表します。

さて、当院は県内5つの感染症指定病院のひとつであり、様々な感染症同様COVID-19の患者さんをふくめたすべての来院の皆様に安心で安全でかつ充実した医療を受けていただけるよう様々な工夫と対策をおこなっています。COVID-19について特に以下の点を心がけてきました。
(1)国・県・新川厚生センターと円滑な連携をとること、(2)発熱や有症状(急激に発症した咳、呼吸苦、嗅覚・味覚障害など)や濃厚接触者の方がスムーズに相談と診療を受けられること、(3)上記病態の方々と来院の皆様の動線を分けること、(4)当院職員が適切かつ安全に診療を行うために飛沫・接触感染対策が整った環境を整備し個人防護具などの使用法を周知徹底すること、(5)刻々と変化する状況に適応するため院内のルールを関係者で協議決定し、全職員に迅速に伝えることです。この1年におけるハード面・ソフト面の方策は数え上げるとキリがありません。当院のCOVID-19マニュアルは現在第15-2版となり64ページにおよびます。マニュアルは診療中にも確認できるよう電子カルテトップページよりアクセスでき目次から知りたい箇所をクリックすると該当ページにジャンプする形をとっています。ハード面の一例を挙げますと画像検査室や該当の診察室はヘパフィルター付きの空気清浄機が設置され(図1 a・b)、2020年11月からは病院正面玄関東側にプレハブ2基が設置され(図2)発熱外来が開始されました。現在も入院患者さんの安全を守るために面会制限が続いており皆様にはご負担をおかけしておりますが、オンライン面会のためのタブレットも用意しています。ご希望の方はご相談ください。

COVID-19とともにすべての季節を経験し私たちは「未知の感染症におびえる」時期から「知見と英知を結集し正しく備える」時期に移行しているように感じています。これからも地域の円滑な連携を続け更に進化できますよう、皆様のご理解とご協力の程何卒よろしくお願い致します。

図1 a

図1 b

図2

図1:ヘパフィルター付き空気清浄機設置 a:CT室 b:診察室
図2:発熱外来用プレハブ 発熱患者さんの動線を分離するために来院者に検温を実施しプレハブでの診察をおこなっている。

外来診療担当医師案内

病院の理念、患者の権利と責務、受診のご案内

病院の理念

  • 病院憲章
    日々念心

  • 病院の基本方針
    一、新川医療圏の基幹病院として地域の医療・保健・福祉施設と連携して地域完結型の医療を目指します。
    一、五疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、精神疾患) 、五事業(救急医療、災害医療、へき地医療、周産期医療、小児医療)の拠点として機能強化に努めます。
    一、患者を中心に、家族、全医療スタッフが参加したチーム医療を目指します。
    一、病院スタッフのワークライフバランスの推進、教育・研修機能の充実を目指します。
    一、経営の効率化を行い、健全経営に努めます。

診療受付時間

  1. 平等に医療を受ける権利
  2. 良質の医療を受ける権利
  3. 十分な説明を受け自己決定する権利
  4. 診療記録の開示を要求する権利
  5. 個人情報が守秘される権利
  6. 尊厳が守られる権利尊厳が守られる権利
  7. 診療にご協力していただく責務

受診のご案内

診療受付時間

平日…7時30分〜11時00分
但し、科・曜日により受付時間が異なります。詳しくは、外来診療担当医師案内をご覧ください。
休診日…土、日、祝日、年末年始など

救急 (時間外) 外来の受診

当院の救急外来は、休日や診療時間に関わらず、終日診療をしています。
受診の際は地域救命センターの 「救急受付」 にお越しください。若しくはご連絡ください。

新川医療圏小児急患センターの受診

受付時間
毎夜間…18時45分〜21時45分
日曜・祝日昼間…8時45分〜11時45分、13時45分〜16時45分(※土曜日は除く)

下新川一次急患センターの受診

毎水曜日…19時00分〜22時00分(受付〜21時30分)
診療科目…内科
毎月1回、保険証を提示してくださるようお願いします
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