心筋梗塞について
黒部市民病院
循環器内科医長
油谷 伊佐央 医師
心筋梗塞は心臓に栄養を送る冠動脈が急に閉塞する病気です。閉塞することで心臓へ血流が届かなくなり心筋細胞が壊死します。突然倒れ、病院に搬送される前に死亡することも稀ではありません。治療を受けない場合の死亡率は高く、治療を受けた方でも1割弱の方が亡くなるという、とても怖い病気です。命が助かった人でも心臓の力が低下し後遺症が残ります。ひと昔前は高齢者の病気の印象がありましたが、最近では50歳代男性での発症が目立ちます。症状は胸やみぞおちの強い痛み・息苦しさなどが一般的です。これまで感じたことのないような強い症状を感じた際は救急要請を躊躇しないでください。
心筋梗塞は発症を予防することが重要な疾患です。心筋梗塞を起こしやすい方は、脂質異常症(LDLコレステロールが高い)、高血圧症、糖尿病の方、そして喫煙する方です。この原稿を読まれた方は、塩分や糖分の摂り過ぎがないか、適度な運動を日々行っているか、禁煙しているか、について今一度見つめ直していただきたいです。
循環器内科医長
油谷 伊佐央 医師
心筋梗塞は心臓に栄養を送る冠動脈が急に閉塞する病気です。閉塞することで心臓へ血流が届かなくなり心筋細胞が壊死します。突然倒れ、病院に搬送される前に死亡することも稀ではありません。治療を受けない場合の死亡率は高く、治療を受けた方でも1割弱の方が亡くなるという、とても怖い病気です。命が助かった人でも心臓の力が低下し後遺症が残ります。ひと昔前は高齢者の病気の印象がありましたが、最近では50歳代男性での発症が目立ちます。症状は胸やみぞおちの強い痛み・息苦しさなどが一般的です。これまで感じたことのないような強い症状を感じた際は救急要請を躊躇しないでください。
心筋梗塞は発症を予防することが重要な疾患です。心筋梗塞を起こしやすい方は、脂質異常症(LDLコレステロールが高い)、高血圧症、糖尿病の方、そして喫煙する方です。この原稿を読まれた方は、塩分や糖分の摂り過ぎがないか、適度な運動を日々行っているか、禁煙しているか、について今一度見つめ直していただきたいです。