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【研修医】メーコン黒部医療交流

南川 竜輔医師


アメリカ研修体験記

初期研修医2年目の南川です。アメリカに行ってきました。学生の時の病院見学で、当時の研修医の先生に「黒部に研修来たらアメリカに行けるよ!」といわれ、「へぇーすごいですね。アメリカいいですよねー」とか答え、他人事のように感じていたあの時からはや4年。まさか自分が本当にアメリカに行くとは思ってもみませんでした。

僕のアメリカでの研修は、CVICU(Cardio vascular Intensive care unite)という心血管病専門のICUとカテーテルアブレーションの見学でした。CVICUはよくわからないけど初めて見る機械がたくさんありました。あと、だいたいの人が挿管されていて、みんな重症なんだなと思いながら日々過ごしていました。もう一つの見学先でみたカテーテルアブレーションは難しかったですが、担当の先生がやさしく丁寧に教えてくれたおかげで、なんとか理解でき、すごく勉強になりました。今まで不整脈は難しく勉強を後回しにしているところがあったのですが、実習のあとに興味がわいて色々調べたり、勉強するようになりました。あと、カテ室のスタッフの人たちがやさしくて、雰囲気もよくいい感じでした。

アメリカで2週間研修して思ったのは、想像していたよりも各職業の仕事がきっちり分かれていることでした。例えば、医者はカルテをほとんど書かないし、循環器専門医でも、ベッドサイドで簡単に確認するだけの心エコーをするのに、専門の技師さんを呼んで心エコーをしてもらっていました。

アメリカの研修もまずまず楽しかったですが、一番楽しかったのは週末のニューヨークの一人旅でした。ブロードウェイのミュージカルを見たり、ニューヨークのゴーゴーカレー1号店に行ったり、タイムズスクエアをホットドッグ片手に足早に歩いたり、前からしてみたいと思っていたことを一通り楽しんできました。

最初は、お金もないし、英語も話せないし、割と行きたくなかったアメリカですが、何となくアメリカの医療の雰囲気をつかめたし、ニューヨークには一人で行けたし、ほぼ皆無だった英語力が電話でピザのデリバリーを注文できるレベルにまで成長したし、今では行ってよかったと思っています。また、ここでは書けないような大小たくさんのトラブルがありましたが、それらは帰国後の飲み会で話のネタになり、今となってはいい思い出です。みなさんもアメリカに行ってみてください。きっと楽しいですよ。

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