なんて素晴らしい2週間だったのでしょう。黒部市民病院に行ってくれないかと言われたのがつい昨日の様で、そして今私たちは黒部を離れます。でも素晴らしい思い出、体験そして新しい友人ができた喜びと共に去るのです。

アトランタからの13時間のフライトの後、先に聞いてきたとおりに移動しました。羽田で1泊するための短い移動の翌日、富山空港で辻先生と西村さんの笑顔の歓迎を受けました。日本式のいろいろ選べる美味しい昼食の後、メーコンハウスに向かいました。メーコンハウスはすてきな日本式の家で、私たちは2週間ここで過ごしました。部屋に入る前に2つ目の日本の伝統を体験しました、それは靴を脱ぐことでした。簡単な荷解きなどの後、この旅のスポンサーである黒部市民病院に向かいました。

言葉ではうまく言い表せないほど、黒部市民病院の歓迎は素晴らしく私たちの予想を超えたものでした。病院に着いたとき、バーバラと私は暖かいおもてなしに圧倒されました。まるで有名人のような気持ちにさせて頂き、バーバラと私は心の準備ができていませんでした。竹田院長、沢井局長、池田さん、加藤看護部長とお会いした後、再び歓迎会で歓迎を受けました。我々南部人はもてなしには自信があるのですが、歓迎会の間の皆さんの笑顔やおもてなしにはかないません。お会いできた皆様、信じられないほどの歓迎を有難うございました。

翌朝から研修医たちとの交流が始まりました。皆さん一人一人とても明るく、情熱的な向上心にあふれた若い先生方でした。彼らに教えただけではなく、私も学ぶことができました。このように個人的なアイデアや考え方の交流を通じて、より良い医師になる為に成長し、多くを学ぶことができます。日本とアメリカ、2つのシステムの違いはありますが、構成している人々のフィールドはよく似ています。皆が患者さんの苦しみを和らげるためにベストを尽くすことを強く願っているということです。

水曜日の夕方の訳すのがとても難しかった私の講演会に来て頂いた方々に感謝を申し上げます。これは初めて自分の講義を通訳された講演会でした。研修医の木﨑先生に特にお礼を申し上げます。彼にとって簡単な作業ではなかったと思いますが、難しい専門用語を使っているのにも関わらず実に上手く訳して頂きました。

辻先生や他の方とご一緒した様々な食事は素晴らしかったです。私たちは、和食、イタリアン、フレンチを頂きましたが全てとても美味しかったです。料理店主があんなに親切だったのは今までにないことでした。素晴らしい時間を有難うございました。

2週間の京都旅行は特別なものでした。バスツアーで沢山の神社、寺を回った1日は大変勉強になりました。翌日は、別の観光や買い物を楽しみました。バーバラと私はまた黒部峡谷にも連れて行って頂きました。驚くべき景色でした。切り立った険しい山々、急流の黒部川、そしてダム湖の色は今までに目にしたことのない色をしていました。特筆すべきは、サル達です！宿泊した延対寺荘は素晴らしく、食事も美味しかったです。

いろいろ面倒を見て頂いた西村佐智子さんにお礼を言います。彼女なしにはこの旅は成り立たなかったでしょう。

そして金沢行きの時間を作って下さった辻先生、西村さんにお礼を申し上げます。この時間を使って金沢医科大学の友人と会い、観光も楽しむことができました。

篠崎先生、ご自宅の夕食会にお招き下さり本当に有難うございました。その晩は皆さんのプライベートなお話で交流し、ずっと記憶に残るよい思い出となりました。研修医の皆さんも参加して頂き、病院とはまた違った場で皆さんを知るいい機会になりました。飲み物、食べ物もとても美味しかったですが、それ以上に皆さんのおもてなしが素晴らしかったです。

富山大学で塚田先生、廣川先生、北島先生との面会、そして大学病院で学生向けの講演会の場を設けて頂いたことは大変名誉なことでした。講演の最中、そして講演後に沢山の質問をして頂いたことが特に嬉しかったです。

送別会はこの旅の他の場面と同様に素晴らしいものでした。食事も余興も想像を超えたものでした。日本の古い民謡や歌を聴く機会を設けて下さり有難うございました。

そしてついに素晴らしいこの国を去るときがやって来ました。新しい友人たちや持って帰りたいいくつかの習慣にさよならを言わなければなりません。私たちの日本滞在はこれ以上ないほど楽しいものでした。バーバラと私にとって一生の思い出になりました。アメリカで再会できることを楽しみにしております。しかしまた日本に帰ってこられることを楽しみにしております。関わってくれた方全員に感謝いたします。

どうも有難うございました。

スティーブ＆バーバラ・ウイリアムズ