2024年 当院から1名の理学療法士が米国研修に行ってきました!
米国研修を終えて
1週間の米国研修を終えて、無事日本に帰ってくることができました。振り返ってみると、長いようであっという間のすごく充実した1週間を過ごすことができたなと思います。
ハリケーンで研修が伸びたこともあり、僕はナビセントのメイン病院と回復期のリハビリ病院、病棟や手術室の看護見学をすることができました。
リハビリについて言うと、リハビリの治療内容自体は日本とさほど変わりはないと感じました。ただアメリカは日本と比較して入院期間が短いということ、患者さんの体重が圧倒的に重たいということが相違点として挙げられます。アメリカではTKAやTHAの術後患者さんは術日当日もしくは次の日には退院します。もちろん保険的な関係もあると思うのですが、朝手術をしてその日のうちに帰るというのは、なかなか日本ではありえないことだなと感じました。逆にアメリカの理学療法士に、「日本では膝手術の患者さんは2週間入院しているよ」と伝えたところ、「そんなに入院期間が長いのか」ととても驚いていました。アメリカでは入院1週間程度経過した患者さんについて「なぜ入院期間が長期化しているのか」を多職種の代表者でカンファレンスを行っているようです。病院経営的な役割もあると思うのですが、早期退院を目指すという点ではアメリカは進んでいると感じました。
実際に医療現場を見学して、アメリカの医療は自由診療であるが故に設備や人件費にお金をかけられることが強みであるなと感じました。病室ごとに医療用パソコンが壁付けされていたり医療スタッフ一人ずつに院内連絡用スマホが配布されていたりと設備にすごくお金がかかっている様子が見てわかりました。
働く環境についてですが、日本よりも職種が細分化されており仕事の役割分担が明確になっているなと感じました。看護師といっても正看護師、准看護師、看護助手、採血担当者と様々な仕事があり、またリハビリでもPTやOTだけでなく、PTA・OTA(PT・OTアシスタント)という職種もありました。仕事や働き方の選択肢が増えることは良いことだなと思いました。
おかげさまで研修中はほとんど毎日食事会に招待させていただきました。アメリカの食事は揚げ物やハンバーガーなどとても高カロリーなものばかり。オクラやトマトまでもが揚げ物として提供された時には驚きました。ちなみにアメリカの人は基本的に朝食としてサラダは食べないみたいです。そもそも生野菜のサラダがメニューに存在している料理屋さんは少なかった気がします。提供される料理の量も多く、毎食お腹がはち切れんばかりに食べていました。料理を完食するという文化はあまりない様子で、残った分は専用の容器に入れて持ち帰りが可能でした。
言語面は、簡単な日常会話と短文程度であれば英語でコミュニケーションを取ることが可能でした。ただ医療用語や長い文章になると理解することがなかなか難しかったです。何度もスマホの翻訳機能に助けてもらいました。実際にアメリカ人と英語でコミュニケーションを取ることの楽しさを味わいつつ、もっと英語が話せたら良かったと自分の英語力を悔やむ場面も多々ありました。
本当は1年前に米国研修に行く予定だったのですが、直前に体調崩してしまいキャンセルするというとんでもない失態を犯してしまっていました。本当に色んな方にご迷惑をお掛けし申し訳なく思っています。そんな中で再度アメリカ研修のチャンスをくださった小宮先生、西村さんをはじめ、リハビリ科の皆様、その他関係者の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。おかげさまで貴重な経験をすることができましたし、違う価値観を知ることができました。
またこの米国研修に参加でき、実際の医療現場を見学できるということは、今まで黒部市民病院がナビセント病院と友好的な関係を築いてきたからだと思います。そこに感謝の気持ちを忘れず、これからは僕個人が何か病院や黒部市に貢献できることがあればいいなと思っています。本当にありがとうございました。
石川 博一(リハビリテーション科)
ハリケーンで研修が伸びたこともあり、僕はナビセントのメイン病院と回復期のリハビリ病院、病棟や手術室の看護見学をすることができました。
リハビリについて言うと、リハビリの治療内容自体は日本とさほど変わりはないと感じました。ただアメリカは日本と比較して入院期間が短いということ、患者さんの体重が圧倒的に重たいということが相違点として挙げられます。アメリカではTKAやTHAの術後患者さんは術日当日もしくは次の日には退院します。もちろん保険的な関係もあると思うのですが、朝手術をしてその日のうちに帰るというのは、なかなか日本ではありえないことだなと感じました。逆にアメリカの理学療法士に、「日本では膝手術の患者さんは2週間入院しているよ」と伝えたところ、「そんなに入院期間が長いのか」ととても驚いていました。アメリカでは入院1週間程度経過した患者さんについて「なぜ入院期間が長期化しているのか」を多職種の代表者でカンファレンスを行っているようです。病院経営的な役割もあると思うのですが、早期退院を目指すという点ではアメリカは進んでいると感じました。
実際に医療現場を見学して、アメリカの医療は自由診療であるが故に設備や人件費にお金をかけられることが強みであるなと感じました。病室ごとに医療用パソコンが壁付けされていたり医療スタッフ一人ずつに院内連絡用スマホが配布されていたりと設備にすごくお金がかかっている様子が見てわかりました。
働く環境についてですが、日本よりも職種が細分化されており仕事の役割分担が明確になっているなと感じました。看護師といっても正看護師、准看護師、看護助手、採血担当者と様々な仕事があり、またリハビリでもPTやOTだけでなく、PTA・OTA(PT・OTアシスタント)という職種もありました。仕事や働き方の選択肢が増えることは良いことだなと思いました。
おかげさまで研修中はほとんど毎日食事会に招待させていただきました。アメリカの食事は揚げ物やハンバーガーなどとても高カロリーなものばかり。オクラやトマトまでもが揚げ物として提供された時には驚きました。ちなみにアメリカの人は基本的に朝食としてサラダは食べないみたいです。そもそも生野菜のサラダがメニューに存在している料理屋さんは少なかった気がします。提供される料理の量も多く、毎食お腹がはち切れんばかりに食べていました。料理を完食するという文化はあまりない様子で、残った分は専用の容器に入れて持ち帰りが可能でした。
言語面は、簡単な日常会話と短文程度であれば英語でコミュニケーションを取ることが可能でした。ただ医療用語や長い文章になると理解することがなかなか難しかったです。何度もスマホの翻訳機能に助けてもらいました。実際にアメリカ人と英語でコミュニケーションを取ることの楽しさを味わいつつ、もっと英語が話せたら良かったと自分の英語力を悔やむ場面も多々ありました。
本当は1年前に米国研修に行く予定だったのですが、直前に体調崩してしまいキャンセルするというとんでもない失態を犯してしまっていました。本当に色んな方にご迷惑をお掛けし申し訳なく思っています。そんな中で再度アメリカ研修のチャンスをくださった小宮先生、西村さんをはじめ、リハビリ科の皆様、その他関係者の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。おかげさまで貴重な経験をすることができましたし、違う価値観を知ることができました。
またこの米国研修に参加でき、実際の医療現場を見学できるということは、今まで黒部市民病院がナビセント病院と友好的な関係を築いてきたからだと思います。そこに感謝の気持ちを忘れず、これからは僕個人が何か病院や黒部市に貢献できることがあればいいなと思っています。本当にありがとうございました。
石川 博一(リハビリテーション科)
ナビセントメイン病院にてPTクリスと看護師さんたち
リハビリ病院のPTジェズとハンバーガー
リハビリ病院のPTニアとPTエルモ
病棟看護師リシェル
Dr.Daleが所有するボートでみんなと
ドナ、ネリッサとご飯