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【看護部】メーコン黒部医療交流

2018年 当院から1名の看護師が米国研修に行ってきました!


私は、3週間アメリカジョージア州のナビセントヘルス医療センターで研修させていただきました。英語は、苦手でしたが「こんな貴重な経験ができる機会はない」と思い不安もありましたが、勇気を出してアメリカ研修に行くことを決めました。

初めの1週間は、同行した看護部長さんや当院のスタッフが一緒で安心して楽しく過ごすことがでました。毎日のように歓迎会があり温かいおもてなしにただただ感謝するばかりでした。ナビセントヘルス医療センターの職員も非常にフレンドリーであり、どこに行っても誰もが笑顔で挨拶をしてくれて私の緊張もほぐれました。2週目からは、本格的な研修が始まりました。研修時間は8時~15時、午前中研修し、昼はスタッフと昼食を食べ、午後は別の部署に研修に行きました。研修が終わったらホテルに戻り、夕食にはまた違うスタッフと食事に行くという毎日でした。この研修には、英語力よりも気力と体力が必要なのではとも感じました。英語力は乏しくても、毎回新しいナースに出会い挨拶することで自己紹介はできるようになりました。そして、伝えようという気持ちを持ち関わることでコミュニケーションは取れアメリカの看護について学ぶとともに日本の看護を伝えることが出来ました。

アメリカと日本では、様々な違いがありました。その中でも私がとても驚いたのは、在院日数の短さと勤務体制についてです。アメリカでは、保険制度・医療費の関係上本当に必要な患者さんしか入院しておらず、入院期間がとても短いです。私が、病棟で関わっている耳鼻科や眼科の患者さんは日帰り手術施設で日帰りや1泊入院で行われていました。手術患者さんは当日入院で、ドレーンがあっても在宅で管理し以後はオフィスに通院するとのことでした。食道や膵臓の手術をしても、5日程度で退院となることには驚きでした。そして、もうひとつは看護師のシフトです。病棟看護師は、2交代制12時間勤務を週3回行います。スタッフは、日勤専従・夜勤専従と別れており日勤も夜勤も同じ人数働いています。私は、そんなに長く働くのと驚きましたがアメリカの看護師は私の日勤も夜勤も行うシフトや夜勤看護師が少なく多くの患者さんをみることに驚いていました。1週間のうち、12時間を3日間働けば良いため、週4日は休みです。休みの日は主婦・育児をしている人、スキルアップのため学校に行っている人などプライベートは充実しているようでした。

アメリカの看護は細分化されており、専門性も高く素晴らしく羨ましいとも思いました。しかし、日本の看護の細やかさや丁寧さは誇りを持って良いと感じたし、私は日本の看護の方が好きだなと思いました。日本の病院においては、看護師が担う役割は大きいが、関わることが多い分出来ることも多いと感じました。

今回のアメリカでの研修は、私にとって非常に貴重な経験となり、研修の機会を与えていただきことに感謝しています。病棟や家庭を空けることに罪悪感もありましたが、毎日慌ただしく過ごす日常よりも刺激的な3週間を選択してほんとに良かったと思います。
M.O

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