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【看護部】メーコン黒部医療交流

2017年 当院から1名の看護師が米国研修・2名の看護師が当院を訪問しました!!



米国研修を終えて

就職する前からずっと行きたかった研修。夢や期待でいっぱいのアメリカ、ずっと楽しみだったはずが…。行ってみたら1週目は本当に辛かったです。正直母親に、「もうアメリカになんかいたくない。」と泣きながら電話もしました。それはホームシックとはちょっと違いました。想像以上の貧富の差、銃社会、全く違う食の文化にカルチャーショックが大きく、受け入れ切れなかったからです。院長や部長さん、辻先生方が帰国される日、私は辻先生に「私も一緒に日本に連れて帰ってほしい」と言いました。辻先生は笑いながら、「帰るか」と言ってくれましたが、実はかなり本気で帰りたかったです。むしろ私が辻先生として帰国して、辻先生が私として研修してくれないかと考えていました。今思うと笑えますが、この時は真剣でした。しかし、先生方が帰国されてから、「あー、もう帰れないんだ。」と、自分の中で諦めがつき、それからは気持ちが一気に変わり、1週目が嘘のように、毎日を楽しく過ごすことができました。
2週目からの時間の流れはとても早かったです。研修は同行実習で、一人の看護師さんについて回っていました。通訳をしてくれる人は誰もいません。始めは英語が早すぎてなかなか聞き取れず、説明してくれても理解できませんでした。毎日その場で単語を調べる日々。意味を調べている間に、次の展開になっていたこともありました。それが段々と聞き取れるようになり、自分からも積極的に質問したり、日本ではこうしているということを伝えることができました。そうなってきたら、毎日が本当に楽しかったです。その場で思いつかなった質問は、後から帰ってメールをして聞いたり、とにかく学ぶことが多く、毎日が新鮮でした。
研修では毎日必ずクレイジーなことが起き、笑っていました。クレイジーにも様々な種類があります。明るい内容、暗い内容、とにかくたくさんです。囚人が患者として普通にいたり、薬物でちょっとハイテンションになった人がエレベーターに乗っていたり…食の文化の違いとして面白かったのは、病院食についてくる飲み物が全て炭酸飲料だったこと。「炭酸しかないじゃん!日本は水かお茶だよ。」と答えたら、真顔で「バカなのか」と言われました。バカって…。この国は炭酸飲料=水なんだなと思いました。また、さすが銃社会と思ったことは、「休日何をして過ごしているの?」という質問です。寝ているか友達と遊んでいると答えたら、射撃はしに行かないの?と質問が返ってきました。え?射撃?と、最初は戸惑いましたが、どうやらみなさん銃を持っているのが当たり前のよう。そのため休日に射撃をしに行く看護師さんは多いそうです。むしろ現地の方に、日本で銃を持っていたら逮捕されるという事実に驚かれました。銃なんかもたなくてもいい国に生まれて良かった…。と心底思いました。
今回、たくさんの看護師さん、先生、患者さんと出会いました。全てが貴重な体験でした。この1か月間で感じたこと、それは日本がいかに恵まれた国なのかということです。
アメリカは病院に行きたくても、手術をしなければならない状況下であっても、お金がないと何一つできません。加入している保険のランクによって受けられる医療が異なります。医療を平等に受けることができません。日本では銃で人が殺されることはめったにないですし、ドラッグで狂ったクレイジーな人もいません。日本で生まれ育つことができて良かったです。五感をフルに使ってたくさんの学びを得ることができました。一か月間、研修に行かせていただき、本当にありがとうございました。
米国研修に行ってみたいけど、どうしようかなと悩んでいる方がいましたら、絶対に行った方が良いと思います。どれだけ私が語っても、実際に行ってみないと感じ取れないことがきっとたくさんあります。なんだかんだ言っても、結局とても楽しいです。ぜひ、行ってきてください!英語はなんとかなります!(笑)
齊木 はつみ(東病棟2階)

メーコンから2名の看護師が当院を訪問しました!!

平成29年6月7日~16日、The Medical Center Navicent Health(旧中央ジョージア医療センター)のアナンダ・コーセット看護師とエイミー・クランス看護師が当院を訪問されました。

正面玄関

応接室

歓迎会

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