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医療最前線(健康コラム)

慢性閉塞性肺疾患をご存じですか?


黒部市民病院 呼吸器内科部長
河岸 由紀男 医師
長年、喫煙をしていた方で、階段や坂道を登ったり重いものを持ったりした時に息切れがする方は慢性閉塞性肺疾患かもしれません。何年もかけて少しずつ悪化するため、気が付いた時にはずいぶん悪くなっていることがあります。咳や痰があるかもしれませんし、悪くなると100m歩くにも休憩が必要になります。喫煙による肺の炎症が原因で、息を吐くために時間がかかるようになって、呼吸機能が衰えます。診断には呼吸機能検査が必要です。予防や進行を抑えるためには、禁煙が第一です。治療には気管支拡張作用のある吸入薬が使われます。インフルエンザなどの呼吸器感染症は症状を大きく悪化させます。ワクチン接種をお勧めします。虚血性心疾患、肺線維症、肺癌を併発することがあるので注意が必要です。

心当たりのある方は、クリニックや病院で呼吸機能検査を受けてみてください。

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