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医療最前線(健康コラム)

救急外来における緊急度判定


黒部市民病院 救急科部長
小宮 良輔 医師
皆さんは「いつ」病院に行きますか。
平日の外来では、再診や初診の「予約時間」にあわせて来院。一部の診療科では受付順のため「朝早くから」順番待ちをする方も多くおられるかと思います。一方、救急外来は「いまつらい」ので来院し、「すぐ」「誰よりも先に」みてほしいお気持ちだと思います。そのため救急外来には原則予約はありません。実は順番も来院順ではありません。スタッフが患者さんの来院した理由、来院時血圧や体温測定結果より緊急度を判定し、ただちに、あるいは30分、60分以内の診療開始を目標としています。判定はカナダの方法を日本にあわせて改変した全国統一のものです。判定を過小評価しないように、スタッフ用にテキスト、判定支援アプリ、オンラインでの学習機会があります。判定の結果、「後から来た人なのに、つらい自分より先に呼ばれる」場面が残念ながら生じてしまいます。しかし、これは緊急度の高い人が待合中に急変することを防ぐためです。このような緊急度順の救急外来の診療にどうかご理解のほどお願いいたします。

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