前立腺癌について
黒部市民病院 泌尿器科部長
森井 章裕 医師
森井 章裕 医師
前立腺癌は2019年の日本の統計において、臓器別では男性で最も多く診断された癌とされています。しかし死亡者数では肺、胃、大腸などより少なく、多い順から7番目となっており、他の癌と比べて死亡リスクは低いと言えるかもしれません。
これは、前立腺癌の検査が普及して早期発見される割合が多いことや、手術、放射線療法、内分泌療法など確立した標準治療が多く存在し、早期診断できれば根治する可能性も十分にあることが理由のひとつと思われます。
それでも年間12,000人以上の患者さんが前立腺癌で亡くなっています。
前立腺癌の診断には前立腺特異抗原(PSA)と呼ばれる血液検査が有用であり、人間ドックや健診でも行われています。また健診などで検査する機会がない場合は、かかりつけ医などの一般の医療機関でも検査を受けることができます。50歳を過ぎたら一度検査をすることをお勧めします。
これは、前立腺癌の検査が普及して早期発見される割合が多いことや、手術、放射線療法、内分泌療法など確立した標準治療が多く存在し、早期診断できれば根治する可能性も十分にあることが理由のひとつと思われます。
それでも年間12,000人以上の患者さんが前立腺癌で亡くなっています。
前立腺癌の診断には前立腺特異抗原(PSA)と呼ばれる血液検査が有用であり、人間ドックや健診でも行われています。また健診などで検査する機会がない場合は、かかりつけ医などの一般の医療機関でも検査を受けることができます。50歳を過ぎたら一度検査をすることをお勧めします。