アミロイドPET
黒部市民病院 副院長
核医学PET画像センター部長
清水 正司 医師
先月の広報くろべでご紹介したように、アルツハイマー病による軽度認知障害又は軽度の認知症に対するレカネマブ(レケンビ®)治療が保険適用となり、当院でも本年6月から投与できるようになりました。
レカネマブを投与する際には、脳アミロイドPET検査や脳脊髄液検査で脳内のアミロイドベータの蓄積を調べる必要があります。血液検査で調べられる技術はまだ開発中で保険適用にはなっておらず、また脳脊髄液検査は高齢者には辛い検査であることから、脳アミロイドPET検査による画像診断にて、脳内蓄積を視覚的に判定することになります。
放射性医薬品を静脈から注射して、約1時間休憩した後、約30分間検査台の上で寝ているだけで検査は終了となります。食事制限はありません。悪性腫瘍用のPET検査と同じように副作用がほとんどない薬で、放射線の被ばくも1~2年分の自然放射線程度でとても安心な検査です。
核医学PET画像センター部長
清水 正司 医師
先月の広報くろべでご紹介したように、アルツハイマー病による軽度認知障害又は軽度の認知症に対するレカネマブ(レケンビ®)治療が保険適用となり、当院でも本年6月から投与できるようになりました。
レカネマブを投与する際には、脳アミロイドPET検査や脳脊髄液検査で脳内のアミロイドベータの蓄積を調べる必要があります。血液検査で調べられる技術はまだ開発中で保険適用にはなっておらず、また脳脊髄液検査は高齢者には辛い検査であることから、脳アミロイドPET検査による画像診断にて、脳内蓄積を視覚的に判定することになります。
放射性医薬品を静脈から注射して、約1時間休憩した後、約30分間検査台の上で寝ているだけで検査は終了となります。食事制限はありません。悪性腫瘍用のPET検査と同じように副作用がほとんどない薬で、放射線の被ばくも1~2年分の自然放射線程度でとても安心な検査です。