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平成29年10月 気管支喘息は予防が基本

黒部市民病院 理事 呼吸器内科部長
辻 博 医師

 

 近年治療法がガラリと変わった病気に気管支喘息があります。増加著しいアレルギー性疾患の中にあって、気管支喘息死亡者数は2000年には6,000人あったものが2014年には1,500人に激減しました。

 昔の医学書には気管支喘息は“気道が閉塞する病気”と書かれていました。今ではその原因は気道の慢性炎症であり、その結果気道が腫れあがり、空気の通り道が狭くなって、空気の流れが悪くなる病気と考えられています。従って気道が狭くならないためにするべきことは炎症を抑え込むことです。

 治療の柱は“吸入ステロイド薬”による炎症の制御です。昔は発作が起こってから気管支拡張薬で対応していました。今はステロイド薬を定期的に吸入して、発作を起こさないことを目標にしています。また息を吐く勢いを自分で調べられるピークフローメータも普及しました。これにより早い段階で発作に気づくことができるようになりました。気管支喘息も自己管理が大切な時代になりました。


【関連部署】
呼吸器内科

黒部市民病院

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