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医療最前線(健康コラム)

体にやさしい単孔式胸腔鏡手術について


黒部市民病院 呼吸器外科部長
本間 崇浩 医師
肺の病気にかかり、手術が必要な場合があります。例えば、肺がんであったり、気胸といって肺がパンクする病気です。手術以外の治療で治ることもありますが、手術でしか治せないこともあります。

手術が必要な場合、大きく2通りの方法があります。1つは20-30cm切開する開胸手術です。よほど大きな腫瘍でなければ、今は滅多に行いません。

もう1つはカメラを使う胸腔鏡手術です。胸腔鏡手術はさらに3通りに分けられます。3、4カ所の穴を開ける胸腔鏡手術、4、5カ所の穴を開けてロボットを利用するロボット支援下手術、1カ所の穴で行う単孔式胸腔鏡手術です。いずれも開胸手術に比べると、小さな傷になりますが、傷の大きさや数は見た目や痛みだけではなく、術後の回復に大きく影響します。特に小さな傷1カ所の単孔式胸腔鏡手術は、最も痛みが少なく、回復が早く、合併症も少ない方法です。

早期の肺がんであれば、体の負担が少ない方法で手術ができ、術後の追加治療も必要としません。65歳頃より、がんが見つかりやすい年代になります。ぜひ検診や人間ドックを定期的に受けてください。

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