出産について

お産の方針
当院ではもって生まれた、赤ちゃんを産む力を最大限に生かすことを基本に、安全性を最大限に確保しつつ、自然分娩を追及しています。家族の見守りの中、できるだけ医療介入は最小限にとどめ、安全で心の通う出産を実現します。
それぞれの母体の状況を十分に検討したうえで、希望者に対しては逆子の分娩や、過去に帝王切開をしたことのある方の分娩、双子の分娩も自然分娩で行うことができます。
もちろんお産は急に状況が変わる場合もありますので、必要と判断された場合は緊急で帝王切開を行うこともできます。
なお、平成30年4月より麻酔科の協力のもとに、無痛分娩も開始しました。ご希望の方は事前にお伝えください。
逆子の分娩(骨盤位分娩)
骨盤位(逆子)の分娩の場合、帝王切開を選択されることが多い現状ですが、当院では逆子でも「産婦人科診療ガイドライン」で可能と判断される方であれば、自然分娩を選択できます。
もちろん医学的に難しいと判断し帝王切開をお勧めする場合もありますので、もし34週になっても逆子の場合は、担当医師や助産師と話し合いながら希望する分娩方法を一緒に相談していきましょう。
過去に帝王切開をしたことのある方の分娩
帝王切開をしたことのある方の場合、次の分娩も帝王切開を行うことが多いのですが、帝王切開後の自然分娩を希望される場合は、医学的に可能であると判断した場合において自然分娩を選択していただくことが可能です。リスクが全くないわけではないので、自然分娩にするのか帝王切開にするのか迷われることもあると思いますが、担当医師や助産師と話し合いながら希望する分娩方法を一緒に相談していきましょう。

双子の分娩
双子の分娩の場合も、当院では医学的に問題がなければ、十分な医師の監視の下で、自然分娩を行っています。もちろん、妊娠の経過や赤ちゃんの向きによっては最初から帝王切開をお勧めする場合もあります。
自然分娩にするのか帝王切開にするのか迷われることもあると思いますが、担当医師や助産師と話し合いながら希望する分娩方法を一緒に相談していきましょう。