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診療科・部門

全内視鏡下脊椎手術 (いわゆるPED手術)


腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症をはじめとした脊椎疾患に全内視鏡を用いた手術(いわゆるPED手術)を行っています

腰椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症、頚椎椎間板ヘルニアなどの疾患では、腰痛や頚部痛に加えて、上肢の神経痛やしびれ、下肢の神経痛(坐骨神経痛)が生じることがあります。

受診時に、神経学的診察・X線撮影・MRI検査などを行い、正確な病態を把握します。その結果を判断して投薬などの保存療法を行い、それらに効果が見られない場合や患者さんが希望された場合に手術療法の適応になります。
もっともデリケートな部分である脊椎・脊髄の手術・治療には、経験と専門性がとても重要となります。
全内視鏡下脊椎手術を担当する堀医師は、全国でも少ない、日本整形外科学会認定 脊椎内視鏡下手術・技術認定医(3種経皮的手技)の資格を有しており、高い専門性をもって治療に臨んでいます。

受診について

外来受診のご案内をご確認ください。
全内視鏡手術担当の堀医師は、水、木、金曜日に外来診療を行っております。

可能な限り低侵襲な手術を選択しています

全ての脊椎疾患が全内視鏡下脊椎手術(いわゆるPED手術)の適応となるわけではありませんが、可能な限り患者さんの負担や苦痛の少ない低侵襲な手術方法を選択します。当院で行っている、全内視鏡下脊椎手術について、ご紹介いたします。

全内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術(FELD: Full-Endoscopic Lumbar Discectomy)

全内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術は、従来行われている腰椎椎間板摘出術(皮膚切開4-5cm)や従来からあった内視鏡下椎間板摘出術(MED手術:皮膚切開18mm)をさらに低侵襲にした手術です。皮膚切開は8mmで、直径8mmの内視鏡を用いてヘルニアを摘出します。健康保険が適応される腰椎椎間板ヘルニア摘出手術において最小侵襲の手術です。
手術は全身麻酔で行います。

内視鏡は、腰部の後方もしくは後外側から椎間板に向かって挿入します。ヘルニアの突出している部位によって、皮膚切開部位は変わります。

内視鏡は、神経やヘルニアにぎりぎりまで近付けることができるため、直接目で見るよりも拡大された鮮明な画像で詳細に構造を確認できるため、より安全に手術を進めることができます。

神経を圧迫しているヘルニアを同定し、小さな鉗子を用いて切除します。

大きなヘルニアが一塊で摘出されることもあります。

入院から手術、退院までの流れ

手術前日:入院 術前の準備をします。
*夕食まで摂取可能です。
*糖尿病などの合併症がある方は、早めに入院していただくこともあります。
手術当日:
準備 点滴など事前の準備を行います。
手術 全身麻酔で手術を行います。手術時間は60分から90分です。
術後 病室へ戻ります。問題なければ、手術後3時間で、飲水可能となります。
手術後1日:歩行を開始します。
手術後2-3日:ドレンが入っている方は抜去します。その後退院となります。
退院後シャワーは可能ですが、入浴は控えてください。
低い姿勢をとる時は、腰を曲げずに、膝を使ってかがむようにします。体をねじる動作は控えてください。
手術後1週:外来診察があります。皮膚は縫っていないので抜糸はありません。手術創を保護する被覆材をはがして、手術創の管理は終了です。入浴も可能となります。
手術後1週から2か月:事務作業や軽作業は可能です。腰を曲げたり、体をねじったり、重いものを持ったりすることは控えてください。
手術後2か月以降:特に制限は設けず、重労働も再開可能となりますが、手術部に負担をかけすぎないようにしてください。

腰椎椎間板ヘルニアだけでなく、腰部脊柱管狭窄症、頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症性神経根症にも、全内視鏡下脊椎手術を行っています

上記疾患に伴う、腰痛、下肢の神経痛(坐骨神経痛)・しびれや、頚部痛、上肢の神経痛・しびれでお困りの方は全内視鏡下脊椎手術で治療することが可能な場合もありますのでご相談ください。
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