ロボティックアーム手術支援システムを導入しました
更新日:2022年07月27日
2022年6月に人工膝関節置換術・人工股関節全置換術で、ロボット手術 Mako(メイコー)を導入しました。Mako(メイコー)とは、日本で初めて承認された整形外科におけるロボティックアーム手術支援システムです。
富山県では2例目、全国では45例目、北信越の公立病院では初となります。(2022年7月現在)
人工関節置換術は、進行した変形性関節症の治療法の1つで、いたんだ関節を取り除き、人工関節(インプラント)に入れ替える方法です。痛みを取り除く効果が高いとされています。
ロボティックアームによる手術は、執刀医が行う手術をロボティックアームがサポートします。
ロボティックアームはコンピューターでコントロールされ、骨の切除量を0.5mm単位の正確さで調整でき、手術前の計画をより正確に再現することが可能となります。また、治療計画にない(削る必要のない骨)部分にさしかかると自動停止する仕組みになっており、計画からはずれた動きを制御できるので安全性が向上します。
また術後の痛みの軽減、早期リハビリ開始、合併症が減少することなどのメリットが期待できます。