ブックタイトル70th_Anniversary2

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概要

70th_Anniversary2

3祝辞 創立70周年を迎えて黒部市民病院名誉院長高桜英輔 平成29年3月の黒部市民病院の全面改築・新病院の竣工に続き、平成30年に創立70周年の節目を迎えるにあたり一言お祝いの言葉を申し上げます。 平成10年に当院が第三次病院整備事業の完成とともに創立50周年を迎え、記念誌の発刊と記念事業を行ってから早くも20年の歳月が流れました。正に光陰矢のごとしの感があります。その後、新居隆院長先生、現在の竹田慎一院長先生を中心に職員が一丸となって地域住民の健康を担い、汗をかいてこられた甲斐があって名実ともに新川地域を中心とした県東部の基幹病院として今日の素晴らしい病院に発展していることに多大の敬意と感謝を申し上げます。 戦後間もない昭和23年に地域住民の多大な期待を受けて当院が産声を上げました。医聖、草野久也初代院長先生の開院の訓示「日々念心」は病院職員が目指すべき医療人の心として今日まで脈々と受け継がれています。このような素晴らしい医の心と偉大な初代院長を戴いている病院は必ず発展するとのジンクスを病院の先輩からも聞かされてきましたし、間違っていないことが立証されていることに改めて感銘をおぼえます。 私達が在職した時代は何事も右肩上がりで振り返ればそれなりの苦労もありましたが高い満足感を抱きながら働くことができ、恵まれた時代でした。退職してから12年の月日が流れ、今は微力ながら地域医療に就いていますが、医療を取り巻く環境は一転し先の見えない難しい病院運営を強いられ、竹田院長先生の苦悩は如何ばかりかとお察しいたします。しかしながら医の原点、患者さんとともに悩み、悲しみ、悦ぶ姿勢、「患医一如」をもって患者さんの側に立った癒しの医療をこころがければ時代を問わずその医療は進化していくものと信じています。 これからは新市長及び市当局と手を携えて黒部市のみならず近隣の医療機関と緊密に連携し新川地域全体の医療(介護・福祉も)のエンジンの役割を果たされることを切に願っています。 この70周年を大きな節目として竹田院長先生を中心に職員の皆様のご尽力により当院が益々発展されますことを祈念してやみません。