脳梗塞について
黒部市民病院 脳神経外科部長
山本 博道 医師
山本 博道 医師
脳梗塞とは、脳の血管がつまる病気です。脳の血管がつまると、血が脳細胞に届かなくなり、脳が死んでしまいます。
脳梗塞の種類には大きく3種類ありますが、高齢化に伴って多くなってきているのが心原性塞栓症という種類で、心臓に心房細動という不整脈があり、心臓で滞った血液が血栓という塊をつくり、体の他の場所に飛んでいくものです。
心原性塞栓症で脳の血管がつまった場合、まずtPA というお薬で血の塊をとかす治療をします。これは時間制限があり、最後に元気だったと確認された時間から4時間30分以内でないと使用できません。ただ、溶けにくい場合もあり、最近では引き続いて閉塞しているところまで専用の器具を持っていき閉塞を開通させる脳血栓回収療法が行われます。脳が死んでしまう前に血の流れを再開しようという治療で、時間との勝負です。
脳梗塞の種類には大きく3種類ありますが、高齢化に伴って多くなってきているのが心原性塞栓症という種類で、心臓に心房細動という不整脈があり、心臓で滞った血液が血栓という塊をつくり、体の他の場所に飛んでいくものです。
心原性塞栓症で脳の血管がつまった場合、まずtPA というお薬で血の塊をとかす治療をします。これは時間制限があり、最後に元気だったと確認された時間から4時間30分以内でないと使用できません。ただ、溶けにくい場合もあり、最近では引き続いて閉塞しているところまで専用の器具を持っていき閉塞を開通させる脳血栓回収療法が行われます。脳が死んでしまう前に血の流れを再開しようという治療で、時間との勝負です。