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医療最前線(健康コラム)

こどもの発熱を正しく恐れよう


黒部市民病院 小児科部長
渡辺 一洋 医師
こどもの体温の特徴:
子どもの体温は成人と比較すると0.5℃程度高いのが普通です。また、午前中は低めで午後になると高くなる傾向があります。個人差はありますが、36.5~37.5℃を上下します。したがって、37℃を超えていても、必ずしも熱があるとはいえません。

緊急の受診が必要かどうかの見分け方:
元気がない、ぐずってばかりいる、飲みが良くない、泣き声がおかしいなどの状態があれば小児科を受診してください。機嫌が悪くなく、キチンと水分が摂れていて、オシッコもほぼ普通である場合、休日や夜間なら、翌日まで受診を待ってもまず大丈夫です。

要注意の症状:
ぐったりしている、トロトロしている、目つきがおかしい、解熱させても呼吸が粗く速い、初回のけいれん、などが重要な症状です。赤ちゃんの重症感染症には特徴的な症状に乏しく、“何となくいつもと違う”という曖昧な表現しかできない状態のことも多くあります。

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