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令和2年9月 帯状疱疹について

黒部市民病院 皮膚科部長
大石 直人 医師


 帯状疱疹は、水痘(水痘帯状疱疹ウイルス)と同じウイルスによる病気です。
 50歳以上に多い病気ですが、以前水痘に感染した人は幼児でもなる可能性があります。
水痘感染後ウイルスは神経節に残るため(潜伏感染)、免疫が低下すると神経で増殖・炎症を起こし、ピリピリと刺すような痛み(神経痛)が出現します。その後、皮膚が赤くなり(紅斑)、水ぶくれ(小水疱)になります。全身のどこでも出ますが、通常は片側で帯状の範囲で出るのが特徴です。
 帯状疱疹の一番の問題は、帯状疱疹後神経痛です。皮膚が治った後も、神経痛が数カ月~数年続くことがあり、早めに治療することが大事です。
 治療は、ウイルス増殖を抑える薬を用い、点滴か内服を1週間行います。痛みに関しては、通常の痛み止め内服を使いますが、効果不十分であれば別系統の痛み止めを併用します。また、神経ブロックの注射を行うこともあります。
 発症予防には、規則正しい生活が大事ですが、ワクチンで予防する方法もあります。
 50歳以上が対象ですが、保険はきかず、また予防効果は発症で半分、帯状疱疹後神経痛発症で約1/3になる程度です。


【関連部署】
皮膚科

黒部市民病院

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