本文へジャンプ

令和2年12月 新型コロナウイルス感染流行下での血液内科診療

黒部市民病院 血液内科部長
高松 秀行 医師


 

 血液内科の診療の大部分が、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、急性白血病などの造血器腫瘍の患者さんに抗癌剤治療を行う事です。これらの患者さんは、疾患そのものの影響や抗癌剤治療による影響で免疫という種々の病原体を駆逐する働きが衰えています。新型コロナウイルス感染症の流行下で、血液内科患者が感染した場合は重症化しやすいのではないかという危惧がありました。この疑問に関しては、本年の3月に新型コロナウイルス感染の集団発生が起った永寿総合病院から教訓的な報告がありました。血液内科患者48例感染者中23例が重症化したとの事です。永寿総合病院の報告からは、血液内科で抗癌剤治療を受けている患者さんに対しては徹底的な感染予防策が必要と言えるでしょう。具体的には、医療従事者、患者、家族が感染のリスクを下げる事が肝要で、新型コロナウイルス感染流行が消退するまでは、密接、密集、密閉の3つの密を極力避ける日常生活を継続することだと思います。


【関連部署】
内科

黒部市民病院

ページトップへ

ディレクトリーナビゲーション