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医療最前線(健康コラム)

脂肪肝について


黒部市民病院 消化器内科部長
冨田 学 医師
肝臓内に多く脂肪がたまった状態を脂肪肝といい、国内では約1000万人が脂肪肝と推定されています。お酒を飲む量が多い方でおこるアルコール性脂肪肝と、お酒をあまり飲んでいないのに肝臓に脂肪がたまる非アルコール性脂肪肝があります。非アルコール性の場合は食べ過ぎや運動不足が原因となります。健康診断で肝臓の数値:AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの異常を指摘されて見つかることが多く、主に肝臓の超音波検査で診断します。脂肪肝では症状はありませんが、非アルコール性脂肪肝の10~20%の方では徐々に悪化して肝硬変や肝がんを発症することがあるため定期的に採血や画像の検査を行うことが重要です。治療としてはカロリー制限などの食生活の改善、運動療法、お酒を控えるなどの生活習慣の改善が大切です。肥満がある場合にはまず体重を7%減らすことがすすめられています。健康診断やかかりつけの先生から脂肪肝を指摘された場合にはぜひご相談ください。

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