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平成31年4月 子宮内膜症について

黒部市民病院 副院長 産婦人科部長
日高 隆雄 医師


 子宮内膜症は月経の時に子宮の内側からはがれ落ちる子宮内膜と似た組織が子宮の外のお腹のあちこちにできてしまう病気です。30~40歳代の女性に好発し、発生頻度は生殖年齢女性の約10%、全国では12~13万人の女性が子宮内膜症に対するなんらかの治療を受けているといわれています。近年、晩婚化・少子化と関連(妊娠回数の減少と月経回数の増加)し、増加傾向にあります。
 主な症状は月経痛、性交痛、排便痛、腰痛、不妊(子宮内膜症女性の約50%が不妊症)です。激しい痛みに悩まされるため、月経のたびに寝込んだり、日常生活にも悪影響を及ぼすことがあります。また、卵巣が大きく腫れたり、50歳代以上では、がん化のリスクも出てきます。
 治療法は薬物療法(鎮痛剤やホルモン剤) と手術療法(腹腔鏡手術が一般的)がありますが、治療目的が疼痛緩和か、不妊症治療か、がん化予防か等、個々の年齢や症状に応じた治療選択が重要です。月経痛が強かったり、健診で卵巣が腫れているといわれた方は、婦人科外来を受診していただければと思います。


【関連部署】
・産婦人科

黒部市民病院

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