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第34回 医療交流(2013年9月2日-2013年9月13日)

第34回米国指導医としてキマジ・ブラックウッド先生(腎臓内科)が来日されました。 滞在中、研修センターにて合同レクチュア、症例検討会、院内講演会等を行って頂きました。

黒部市民病院の感想

 まずこの場をお借りして9月の日本滞在2週間に私とラマー先生が受けた素晴らしいおもてなしにお礼を言わせて下さい。決して大げさに言っているのではなく、私たちを特別に扱って頂き、私たちが必要とする細かいことまで気を配って頂きました。きっと私たちの到着や宿泊等の細かい所まで大変な労力を使って頂いたのだと思います。あなた方が仕事と家庭の両面で忙しい生活をされていて、滞在中私たちのために家庭生活を犠牲にされたことに対し感謝の言葉もありません。
日本で講義をする機会を与えられたことは名誉なことでした。私が与えることのできた知識以上にあなた方や研修医からたくさんのことを学ぶことができました。私の知的好奇心を受け止めてくれたあなた方の寛容力は私を元気にしてくれました。研修医たちは彼らの研修年度にふさわしい十分な知識を持っていました。私にとって難しかったことは日本語を話すことでした。研修医の皆さんが外国語である英語で症例発表されたことに拍手を送ります。それは彼らにとって大変な努力を要することでしょうから。私は彼らが忙しい日々を過ごしていると理解しておりますので、彼らが時間を割いて私のレクチュアや歓迎会、送別会等に参加して頂いたことに感謝します。ラマー先生も滞在期間に薬剤科訪問で受けた歓待に感謝しております。
 前向きに改善点を指摘しますと、米国人医師がどのように朝のレクチュアの際に講義をしているかと言えば、最初にすべての情報を聞き手に与えるのではなく、最初はわずかな情報だけを提示します。これは聞いている人に疑問点を生ませるためで、関連する臨床情報を探し出してもらう働きをします。聞き手から詳しい情報を尋ねられたときに、プレゼンターは関連する臨床データを提示します。こうすることによって、聴衆側は単に聞いているだけよりも活発に講義に参加できます。また臨床スキルを上達させることができますし、とても充実したディスカッションにすることができます。私はこのテクニックは世界のどこの研修医たちにも有効だと思っています。
 ラマー先生と私は日本食を楽しむことができました。それらはとてもエレガントで清潔で安全であり、ただただ驚くばかりでした。日本ではすべてのことが秩序正しかったです。いろいろを旅行してきましたが、私が日本で経験したこと以上のサービスは今までどの国でも経験したことがありません。病院の医師から看護師、またホテルでカバンを運んでくれるドアマンまで皆が最高のプライドをもって仕事をされていました。すべてのことが細心の注意を払って計画されており、途切れなく上手く行われていきます。たくさんの素晴らしい神社仏閣をみた京都旅行、立山山脈に上ったトロッコの旅、宇奈月での宿泊、そして白川郷への車の旅はなつかしく思い出されるよい経験となりました。すべてが完璧に素晴らしかったので、これらの経験に対して私達から何も批判的な意見はありません。
今回の日本滞在で学んだことの一つに、どんなに文化が違っても人間性は共通だということ、人間としての私たちの要求は様々だということです。どのように日本の医療システムが行われているのかを見て学んで、私はたしかにましな医師、人間だと思います。アメリカ人にとって自分自身を思い出させるのによいことだと思うのは、我々がさらされている限られた範囲よりも世界はもっと広がっているのだということです。私が2週間の滞在で学んだ全てのよいアイデアを持ち帰ることは不可能ですが、どのように患者を治療するのかと考え、違った方法で実践するために組み込むことはできると思います。すべてのシステムには長所と短所があります。心の広い人間にとってお互いの間違いから学び、同時に協力してお互いの力にするのは健全なことです。
10月にメーコンに来られる方たちと再会できること、また未来に再訪できることを楽しみにしております。ラマー先生と私はいつかまた日本に来たいと思っております。すべての研修医が素晴らしい研修をされ未来のために努力されることを願っています。どうぞ覚えていてほしいのは、私たちがメーコンでの彼らの滞在を楽しくて実りあるものにするつもりだということです。2つの医学文化の交流のため、またお互いに見聞を広めるための貴重な機会を与えて下さったことにもう一度お礼を言います。

キマジ・ブラックウッド, M.D.

 
 
 

写真:左上から 歓迎会、カンファレンス室にて合同レクチュア、宇奈月湖にて、
研修医とランチ、Free Talks、


黒部市民病院

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