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第31回 医療交流(2012年9月6日-2012年9月14日)

第31回米国指導医としてドン・ナカヤマ先生(外科)が来日されました。滞在中、研修センターにて合同レクチュア、症例検討会、院内講演会等を行って頂きました。

黒部市民病院の感想

 黒部市民病院を訪問でき、研修医たちを教授できたことは光栄なことでした。彼らは勤勉で真面目な方々で、明るくて学ぶことにとても熱心でした。

 メーコンからの医師がこの医学交流に関わることは、文化の交流という素晴らしい機会です。なぜなら、黒部で行われている内科、外科そして小児科の水準は米国と同じだからです。私は研修医たちがメーコンの医師たちから役立つ知識を得ることができればいいと思います。それは研修医たちが黒部の指導医たちからすでに学んだことと重複しているものもあるでしょう。

 症例検討会はとても興味深いものでした。黒部で行われている診療の質の高さを確信させるものでした。電子カルテの使用、画像診断、手術記録は素晴らしいものでディスカッションの助けとなりました。症例発表は質問を段階的にさせるもので、彼らが考える臨床病変はそれぞれの段階での病歴、身体所見、検査結果そして画像診断の結果をもとに順番に尋ねられていきます。私たちは割り当てられた時間をうまく使いました。割り当てられた1時間半で2つの症例を完全にカバーすることができました。

 もし質問が個別にされた場合は、研修医たちはその討議以上に多くのものを得ることができたと思います。他の人たちよりも英語が上手い何人かの通訳は、大いに役に立ちました。これにより英語が得意でない研修医はディスカッションに参加することができました。これは私が米国で医学生を教えるときに用いる方法で、それによって皆がディスカッションに参加することができます。

 医学生は臨床医学の知識があまりないので、富山大学医学部での講演会は基礎的な内容の方が良かったのではないかと思います。私の講演は学生が聞くには難しかったと思います。学生にとっては、ややこしい急性虫垂炎や膿胸の治療の現状についての話よりも、腹痛の診方についてもっと基本的な講義の方が良かったと思います。

 研修医や黒部市民病院のスタッフたちに意味のある学習経験を提供することはメーコンからの医師たちの責任です。費用の面だけでなく同僚性とメーコン市と黒部市が育んできた伝統に基づく恩恵です。私たちは真の姉妹都市です。そしてメーコンからの訪問者は、最高水準のプロ意識、教育そして同僚性を持つ責任があります。通常2週間の滞在スケジュールの中の少なくとも8日間の滞在で、8回の朝の症例検討会、院内講演会、富山大学での講演会がありました。

 黒部市民病院を訪問するという特権を与えられたメーコンからの医師の結びの言葉として、黒部に滞在する時間を犠牲として都会へ旅行することは魅力的です。しかしながら、我々の本来の責任はホストである辻先生と黒部市民病院のためにあります。小さな日本の町の生活に浸かってみること、そして素晴らしい医師や看護師、研修医などのプロの集まりに身を置くことは大変ユニークな機会です。メーコンで私達が行っている方法で医学を教えようとするとき、どんなに医学が学び、教え、そして患者のケアが文化を通して一体化されているのかという深い見解をもって去ることになるでしょう。
ほとんどの人生と同じように、あなたがもっと与えればもっと受け取ることができるのです。

ドン・ナカヤマ           
中央ジョージア医療センター 外科部長

 
研修医紹介 (左)、研修室にて (右)
 
富山大学での講演会 (左)、早朝レクチュア(右)
 
送別会 (左)、感謝状贈呈 (右)

黒部市民病院

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