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第5回 医療交流(2005年5月13日-2005年5月29日)

第5回米国指導医としてアン・C・ジョーブ先生が来日されました。

ジョーブ先生の指導医としての来院は昨年5月に続き、2回目。臨床研修センターで早朝講義、病棟回診を行いました。医療局では懇談会を開催しました。それ以外にも、大学において講演や懇談会を行われました。滞在中は、華道、書道などの日本文化も体験されました。

 
院長室にて挨拶(左)、黒部市長と対談(右)

黒部市民病院の感想

お久しぶりです。黒部市民病院へ戻ってくることが出来るなんてなんて嬉しいことでしょう。戻ってきて、見覚えのある顔ぶれ、そして最近研修を開始した研修医の方々に会うことが出来てとても嬉しいです。

今年、私が印象的だったのは、6~7人の研修医、そして1~2人の医学部生と共に回診を行ったことです。これは大学の医療センターを思わせます。病院は事実上教育施設、臨床研修病院となりました。病院での教育において素晴らしい点は、教えることそして学ぶことが患者への医療の質を向上させるという点です。学んでいる者だけではなく、全ての人々‐患者、家族、医師、看護師、職員、研修医、医学部生‐が利益を受けます。黒部市民病院は初代院長の夢を実現させようとしています。病院憲章には「日々念心」と書かれています。彼は良質の医療を提供する為に、医師、看護師、職員に「不断に工夫努力を払うべきである」と強く要求しました。これは継続的な改善です。

私たちは日々学び、改善し、提供する医療の質を高める為に出来る限りのことをしなければなりません。 初代院長はとても先見の明がありました。彼の言葉は過去に留まらず、今日までも鳴り響いています。我々には患者そして地域に提供する医療の質を改善することが要求されているからです。彼の言葉は、医療機関(Institute of Medicine, IOM)の21世紀へ向けての6つの目標-Safe(安全)、 Timely(適時な)、 Effective(効率よく)、 Efficient(効果的に)、 Equitable(公平な)、 Patient-Centered(患者中心)-と非常に似ています。初代院長は我々に「治療の完きを期し(Safe安全、 Effective効率よく)、ここに従事するものは総て懇切丁寧を旨とすべきである(Patient-Centered患者中心)」、そして「而も人斉しく(Equitable公平な)、容易に(Timely適時な、 Efficient効果的に)」と示唆しています。

黒部市民病院は、当初から、患者と連携することによって、高水準の医療を提供することに力を入れておられます。これらの言葉、そして黒部市民病院の現経営者の着眼点に感銘しました。どうかこれらの大切な原点に興味を持たなくなったり、着眼点を忘れたりしないで下さい。どうか後続の方々にこれらの言葉や理念の大切さを教えていって下さい。医療ビジネスが職業としての医療に影を投げかけています。医療とは他に奉仕するということです。医療従事者であるという意味とやりがいはこの概念に基づいています。 黒部市民病院が病院周辺の地域と深く連携していることにも感銘を受けました。地域の医療は、市や町が健全である為にとても重要です。病院側として、奉仕する地域の生活や健康状態の質向上に継続して努めていくことは重要なことです。 私はマーサー大学医学部が黒部市民病院との医療交流の一員であることを嬉しく感じております。

今後も長期間にわたり共に学び、改善していきましょう。 またお会いできるのを楽しみにしています。

 
病棟回診

 
早朝講義

 
医療局での懇親会

黒部市民病院

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