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小濱 望医師

メーコンでの2週間

 私のメーコンへの旅は飛行機の欠航から始まりました。個人で手配していた富山→羽田便が欠航になり、ANAとすったもんだし、何とか翌便のプレミアムシートに変更してもらいました。辻先生や西村さんらと成田で合流し、飛行機に乗ったのですが、なんと私の席の後ろに酔っ払いのアメリカ人が乗り、周囲に暴言を吐きまくっていたためセキュリティが来たりと大騒ぎで、予定より少し遅れて出発になりました。
 出発前にすでに暗雲が立ち込めていたのですが、アメリカについてからもトラブルは続きました。あろうことか、入国審査で引っかかったのです。善良な日本人女性である私のどこが怪しかったのか、たまたま引っかかったのかは今でもわかりませんが、別室に通され長いこと待ってようやく入国できました。みんなと合流した時の喜びは二度と忘れません。
滞在中もタイヤがパンクしかけてパーティーに遅刻したり、ホテルのチェックアウト日がまちがっていたり、いろんなトラブルがありました。しかし、今思えばあらゆるトラブルの時に助けてくれる人がいたりと、結果的には解決し、恵まれていたように感じます。
 実際の研修ですが、2週間、産婦人科を回らせていただきました。ハイリスク病棟を始めとして、帝王切開や婦人科の手術、低所得者向けの外来を見学させていただきました。たくさんのことが衝撃的でしたが中でも印象に残っているのは肥満妊婦の多さと、ドラッグ陽性妊婦、HIV陽性妊婦をみたことです。この3つはメーコンでは特に珍しくなく、ナビセントの産婦人科医も当たり前のように対応していたことが衝撃でした。オーベンのホーキンス先生によれば、先生が今までみた妊婦の最高BMIは107だそうで、日本とのスケールの違いを思い知らされました。また、妊婦健診で尿中薬物検査がルーチンだというのもショッキングでしたが、ドラッグ陽性妊婦やHIV陽性妊婦を見たことがないという私の発言にメーコンの産婦人科医達が驚いていたことがさらに衝撃でした。
 文化が違うと感じた面も多々ありましたが、現地の医学生からアメリカの医学生のかかえる経済的な問題や就職の大変さなどの話をきけたことや、産婦人科研修医の先生方の優秀さを間近でみれたことは現地に行ってよかったと思えた点でした。特に、来年から産婦人科へ進むと話していた医学生ナターシャと仲良くなり、いつか学会とかで再会しようと話したのはよい励みになりました。
 2週間はあっという間でしたが、非常に濃厚な2週間となりました。プログラム継続にご尽力していただいている方々には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!

 

Dr. dela Cruz宅にてボートに  乗せていただきました
産婦人科のホーキンス先生と。

黒部市民病院

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