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生水貫人医師

平成26年10月25日-平成26年11月15日  

 私はメーコン医療交流にて2014年10月25日から11月15日の3週間の日程にてGeorgia州Maconに滞在し、Navicent Healthという病院にて研修させていただきました。見学する科は主にOB/GYNで、OB、GYN、REI(reproductive endocrinology & infertility)をそれぞれ1週間ずつ回らせていただきました。Dr.Butler、Dr.Hendryをはじめとし、たくさんのresident doctor、medical studentに大変お世話になりました。診療の中心はresident doctorです。attending doctorは彼らを常にサポートする形で成り立っています。
人数が多いので基本的には、せかせかしないでゆったりと、女性が多いのもあるかと思いますが、和気あいあいと笑いの絶えない雰囲気でした。

○OB

 Family Birth Centerでの研修でした。Navicent Healthではハイリスクを扱っています。residentは毎日7時前後からその日の回診に備え、集まり、引き継ぎ事項など確認していました。
 まず、LDRであることが当院とは異なっていました。日本でもそのような施設はありますが、まだまだ絶対数としては少ないと思います。やはりアメリカでは主流のようです。1つの部屋が大きく、数人の家族が過ごせるようにソファなど設備も充実していました。十分なスタッフと設備があるからこそできることですが、妊婦さんやその家族のことを考えれば、できるだけLDRがいいのかなと思いました。また扱っている合併症が異なりました。PIHやGDM、双胎などは同様ですが、日本では滅多に見る事のない、HIV、sickle cell、BMIが40越え、などの合併妊娠がまるでcommon diseaseのようで、驚きの連続で、貴重な経験をすることができました。C-sectionも見る事ができました。執刀、前立ちはresidentでそれを見守っているのがattending doctorです。residentがどんどん執刀している姿に感化されました。
また開業医であるDr. Kitchenのofficeも拝見させていただきました。

○GYN

 GYNでは主に手術と外来を見させていただきました。手術では、doctorがたくさんいるので4列並列などは容易でした。手術室にはAA(Anesthesiologist assistant)やSA(Surgical Assistants)がおり、これらも日本では見られない光景でした。彼らがいることで手術およびその準備がスムーズに進行することができ、医師の負担も減っていることは見習う点だと感じました。
そして中でも私にとって最も印象的だったのは、robotic surgeryでした。日本における産婦人科領域では、保険適応などの問題でまだまだ遅れをとっているので、初めてその手術を見ることができて感銘を受けました。いずれも子宮全摘でしたが、小さな創、近くて鮮明な視野、正確無比な機械の動き、それを操作している術者、それらが織り成すことによって、着実な手順を踏んでかつ短時間で行うことができ、結果として患者の負担の少ない手術になっていました。技術的、経済的、保険適応などの問題がありますが、日本でもこれから絶対に導入すべきものだと思いました。

○REI

 REIとは生殖内分泌および不妊治療のことをさしています。見学した内容としては、Fertility Insutitudeでの外来、Dx Lap、筋腫核出術、D&Cなどの手術です。外来ではDr.ButlerとResidentが組になって問診と診察を行っていました。十分な時間とスタッフがおり、患者さんも少ないため、一人ひとりを丁寧に見ることができるなという印象でした。手術室は日帰り専用の別の棟が設けられており、手術中に待機している家族にも配慮してありました。

○その他

 Navicent Health院内には某ハンバーガーショップがあり、各階にはスナックやジュースが豊富に品揃えてありました。肥満社会のアメリカにとって、病院内に併設されているのは驚きを隠せませんでしたが、これがその所以であることを実感させられました。 

○時間外活動

 まず感染症のDr. Ponceに本格的なハンバーガーレストランに連れて行っていただきました。本場のハンバーガーは格別でした。
 それから、私がアメリカを訪れていた期間内にはHalloweenがありました。Dr.Burtner、Dr.Ash邸に招いていただき、玄関先でピザを頬張りながら、仮装して”trick or treat”と無邪気にくる子供たちを迎え入れさせてもらえました。
 またDr.Turk夫妻には本当にお世話になりました。お城のような自宅に招いていただき御馳走になったり、週末にはAtlantaへ。世界一大きな一枚岩のStone Mountain、Aquarium、World of coca colaを訪れ、とても有意義な時間を過ごす事ができました。また高級なレストランでの食事からのfootball観戦など、アメリカの方の温かいおもてなしの心を感じることができました。

・最後に

最後になりましたが、この3週間という長い研修期間について、バックアップしていただいたDr.Lin、Dr.Turk夫妻、Dr.Butler、辻先生、西村さんをはじめとしてすべての関係者の方々に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。


 
感染症科のポンセ先生と(左)、産婦人科のキッチン先生と(右)

 
ターク先生ご夫妻とストーンマウンテンにて (左)、産婦人科バトラー先生と
Central Georgia Fertility INSTITUTEにて(右)



 
産婦人科の皆さんと





黒部市民病院

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