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才津義亮医師

平成26年11月1日-12月1日

 平成26年11月1日から4週間、Georgia州MaconのNavicent healthで研修をしてきました。産婦人科での見学がメインの研修で、産科と婦人科をそれぞれ2週間ずつ見学しました。
産科では病棟の入院患者と帝王切開などの見学が中心でした。日本の産科病棟管理との違いは非常に興味深く、たとえば切迫早産の管理では、日本で一般的に使われている塩酸リトドリンがなく(販売されていない)、マグネシウムとCa チャネルブロッカー投与が一般的で、入院日数も日本に比べて短いことに驚きました。また、重症妊娠悪阻に対して抗ヒスタミン剤による治療が積極的に行われており、日本とは大きな違いがたくさんありました。
 婦人科では手術の見学がメインでした。初日から日本ではまだ珍しいRobotic Surgeryでの子宮摘出術を2件続けて見学できました。適応が広く、従来の術式に比べて出血や術後合併症が少なく、細かな操作も可能であることからかなり頻繁に行われているとのことでした。日本ではまだ婦人科領域での保険適応がないため一般的ではありませんが、今後急速に広がっていくと思われるRobotic Surgeryを見学できたのは大きな収穫でした。また、日本では泌尿器科の分野である手術も婦人科の医師が行っていたのも印象的でした。
 今回の研修の最大の収穫は、アメリカの医療と、その背景にある事情を実際に感じることができたことだと思います。医療制度の違い、人種、収入格差や貧困など、日本との差異がベースとなって治療などに反映されているように強く感じました。
 4週間の研修を通して、Dr. Turkには公私にわたり様々なサポートをいただきました。Dr. Turkの奥様にも非常に細やかな気遣いをして頂き、アメリカでの楽しい思い出をたくさん作ることができました。産婦人科のDr. Batlarをはじめとする先生方、Resident、Medical studentの皆さんによる温かな対応で、非常に充実した病院研修となりました。病棟ナースの方々には色々気を使っていただき、質問やお願いにも快く対応してくださいました。Dr. Kitchenには多忙にもかかわらず2度もofficeに招いていただき、産科外来を見学させていただきました。Dr. Blackwoodと奥様に再開できたことも嬉しい出来事でした。
 当初穏やかだった気候も猛烈な寒波に襲われて一気に冬になったような感じでしたが、無事に研修を終えることができました。今回の研修に参加するに当たりご尽力いただきましたすべての方々に感謝し、今後の研修、そして医師としてのキャリアに生かしていけるよう努力したいと思います。

 
Dr.Blackwoodと(左) Dr.Kitchenと(右)

 
Dr.Tark夫妻と



黒部市民病院

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