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茶谷洋医師

平成19年11月10日-平成19年12月9日

黒部市民病院の研修として4週間、米国ジョージア州メーコン市にあるジョージア中央医療センターで研修させていただきました。1週目と4週目は救急センター、2週目と3週目に循環器内科を研修しました。

救急センター

救急にはPA(フィジカルアシスタント)と呼ばれる職種の人達がおり、各部屋にいる患者さんを訪れ問診、診察、検査まで方針を立てて医師の承諾をもらうため救急内を走り回っていました。日本での研修医と同じような立場だと感じ親近感が沸きました。1週目は医師についていましたが、4週目はそのPAについて患者さんと接する機会を増やしていきました。その結果わかったことは、やはり米国でも日本と同じような疾患の患者さんが受診し、同じような問診、診察、検査、処方がされていたということ、また1人の患者さんに医師、PA、看護師、カルテを打ち込む人など多くの職種が関わっているということでした。

循環器内科

私はDr. Hudsonにつき2週間研修させていただきました。毎日、朝8時30分に循環器チームのいる病棟を訪れ、右手にはスナック菓子、左手にはLサイズのコ-ラを持った大柄な人達との挨拶から始まり、運動負荷試験(トレッドミル)の場所へ移動し検査を行いました。内容や基準は日本と同じでしたが、医師が直接行うのではなく、NP(nurse practitioner) という職種の人が行っていました。 ある日、患者さんのバッグがなく皆で探しているとトレッドミルの上に置いてあるのを発見。すかさず一人が「バッグが運動負荷試験をしているわぁ」と発言し患者さんやスタッフと大笑いしている場面があり、緊張していた患者さんもリラックスしていました。会話は米国の文化だと改めて思い、とても大切な事だと実感できた一日でした。  また心臓カテーテル検査も見学させていただきました。米国の循環器医師は専門分野があり、心エコーを専門にしている医師は心臓カテーテル検査を心カテ専門の医師に任せていました。その結果一人の患者さんに接する医師の数や職種の数は日本よりも多く、高い水準での医療が受けられるのではないかと思いました。ただし医療費もその分高くなるのが現実です。検査のみの心臓カテーテルでは当日帰宅。また心筋梗塞でも入院は一週間以内が多く、その後は外来にてフォローしていることが多いそうです。やはり高額医療費の影響はあるのでしょう。その他、心エコーや心電図などの講義も個人的に行っていただき、Dr.Hudson のもとで研修できた2週間、とても有意義な時間となりました。

その他

クリスマスシーズンになると病院ではサンタの帽子をかぶったスタッフをよく見かけました。どこの病棟でも、どこのパーティにいくのか、何のプレゼントを買うのかなどの会話が飛び交っていました。私はクリスマスの日中はメーコン市の中心街に出かけました。どんな豪華なイルミネーション、イベントがあるのかと期待に胸を膨らませながら。しかし車や人の気配は全くなく、店もすべて閉まっている状態・・・どうやら海外のクリスマスは家族と自宅でパーティーをして過ごすらしく、店も全て閉まるそうです・・・  夜になるとDr.Griffin邸に誘われ、家族と一緒に過ごさせてもらいました。美しいイルミネーションに囲まれながら、ワインで乾杯し、その後豪華な食事、多数のデザートを楽しみました。食事が終った後は、大きなソファでコーヒー片手に皆で談笑、まるで映画の中にいるような幸せな一日でした。

最後に4週間という短い期間でしたが、海外と日本医療の良い所、悪い所、また文化の違いを肌で感じることができました。このような貴重な機会を与えていただいた黒部市民病院、ジョージア中央医療センターをはじめとする多くの方々に心から感謝しています。ありがとうございました。

 
Dr.Hudsonと(左)、Dr.Katnerと(右)
 
Dr.Burtner, Dr.Ashご夫妻と(左)、Dr.Burtner邸に(右)
 
Dr.Griffinと(左)、Dr.Griffin邸に招かれて(右)

黒部市民病院

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