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小野学医師

平成19年9月30日-平成19年10月28日

2007年10月にアメリカのメーコン市にある中央ジュージア医療センターで4週間の研修へと派遣していただき、最初の1週間を救急で、残りの3週間を家庭医学を研修させていただきました。

日本の現行の研修制度が重視するプライマリーケアに関連のある家庭医学に興味を持ち、初期研修終了後に専門的な分野に進む前に、少しでも経験できればと考え、家庭医学を選びました。  救急では、警察をよく見かけ、許可証の必要な自動ドアが多数あるなどセキュリティーが強化されている点は日本とは異なる雰囲気を作り出していました。医療に関して、日本と基本的には大きくは変わりませんが、日本にはない補助職が多々あり、効率化を目指す分業化が印象的でした。

家庭医学では、外来が主であり医療センターから少し離れた診療所とマーサー大学にある診療所で研修を行いました。アメリカの家庭医学では、日本の開業医の先生方がされるような仕事に加え、小児科、婦人科の一部をこなすこと、専門の研修があるというところに日本との違いがあります。主にお世話になった診療所では、複数の家庭医が働いており、診察や研修医、学生の育成も行っておりました。

アメリカの医師免許を持っていないため、研修ではいろいろと制限はありますが、ただ見学だけよりも一歩踏み込んだ研修をと思い、主にお世話になった家庭医学のガートン先生、バートナー先生と相談し患者さんの診察の機会を得ました。一人で診察をし、担当医に手短にプレゼン、ディスカッションなどを通して研修を行ってきました。話しやすい人もいれば、南部訛りで聞き取りにくい人、雰囲気的に診察しづらい人など様々おり、慣れていない英語で診察やプレゼンすることは非常にストレスでしたが新鮮な経験でした。患者さんは予約制で1人に十分な時間をかけられることもあり先生方の診察は丁寧でした。

診察以外にも、インドなどアメリカ以外からの国から家庭医学を研修に来た先生達と訪問診療に行ったり、早朝、昼休みのレクチャーなどの勉強会に参加したりしました。また、黒部市民病院にいらっしゃっていた先生方と再会し、食事に行ったりといろいろとアメリカでもお世話になりました。

1か月の短い間では、即座に目に見える技力が身につくわけではありませんが、このアメリカでの研修や生活はこれからの自分の人生の大きな糧となり、何物にも代え難い財産になることと思います。

このような機会をいただき、貴重な経験をできたことに関係者の皆様に非常に感謝しております。この経験を生かして、今後さらなる成長をしていくよう努力していきたいと思っております。ありがとうございました。

 
Dr.Ayoub, Dr.Lin といっしょに(左)、中央ジョージア医療センター(右)

黒部市民病院

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