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杉田光洋医師

平成18年11月11日-平成18年12月9日

この度、平成18年11月半ばから12月初めまでの二週間、アメリカのメーコン市にあるジョージア中央医療センターにて研修させていただきました。

海外旅行経験もあまりない私にとって、果たして無事に研修ができるのか、そしてそもそもアメリカで生活できるのかという不安とアメリカの医療をこの眼で見てみたいという思いと両方が入り混じった渡米でした。

入国まではなんとかなったものの、宿の予約日が間違っているといういきなりのトラブルに遭ってしまい、ホテルとの交渉で自分の英会話力のなさを実感してしまいました。

そんな私を助けてくれたのは、黒部に来られた先生はもちろん、レジデントや学生たちでした。日本人のもの珍しさも手伝って、診察・検査やランチを一緒に行き、ベースボールやバスケットの話で打ち解けることができました。そうした異国の人にもフレンドリーなアメリカの雰囲気に助けられ私の研修は、色々とトラブルはありましたが、無事スタートすることができました。

最初の週は救急外来で、次の週は循環器内科で研修させていただきました。

救急外来では患者さんは各部屋のベットで待っているのですが、部屋が四十近くあり、スタッフも充実しており、いつもの黒部の救急室とは規模も雰囲気もまったく違っていました。特に受診時のトリアージがしっかりとしており、今後、黒部救急外来でも検討していく必要があると感じました。疾患も重症外来・ドラッグなどアメリカらしいものを見ることができましたが、黒部と同じく不安症で来院される方に困っていると話していて、共通点も見ることができました。ちなみに、検査を一通り行うので診察料はその分しっかり頂くとのことでした。意外なことでは、心肺蘇生などは日本の方がしっかりと訓練されている印象でした。

循環器では外来も見せてもらいましたが、医師が休日の予定を聞いたり、別れ際に肩を叩きながら受付まで歩いていったりなど患者さんと非常にフレンドリーであったことがとても印象的で、これから目指すべき医師・患者関係だと思いました。しかし、一方では、心臓カテーテル検査をスタッフが世間話をしながらしているのに驚き、患者さんがちょっと可哀想で、外来と入院の対応の差を実感しました。

今までアメリカは進んだ医療とシステムを持ち、日本もその後を追っているような印象がありましたが、今回の研修を通して日本の医療の持つ良い点を改めて認識することができ、自分の医師像・医療像を考え直す貴重な機会となりました。

今回、このようなアメリカでの研修という貴重な機会を与えてくださった黒部市民病院に改めて感謝しております。メーコンで黒部に来られた医師の方々やご家族がとても親身になってくれたのも、病院の方々がみなさん非常に親切であったことの賜物だと感じております。今回の経験を生かして、より良い医療の出来る医師を目指して精進していきたいと思っておりますので、みなさん、今後ともご指導の程、よろしくお願いいたします。

黒部市民病院

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