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橋本成弘医師

平成17年11月12日-平成17年12月11日

4週間の滞在中に、私は救急外来、家庭医学をメインに研修させて頂きました。

救急外来では小宮先生が経験されたことと殆ど同じですが、日本と違い救急医学がポピュラーであって救急室に十分な数のスタッフが配置されていることが最も印象的でした。銃や交通事故による多発外傷、急性冠症候群など重症例が次から次へと来ますが、豊富なマンパワーでカバーしていました。レジデントや学生にも、アメリカ以外の国から来た人達もいたためか、日本から来た研修医だからといって殆ど特別扱いもされず、常勤スタッフと同じように診療を手伝ったり、カンファレンスなどにも参加することができました。

家庭医学は、日本では殆ど馴染みのない医学であるため、どのようなことをやっているか興味がありましたので研修させて頂きました。1週間の間に、メーコン市の個人の開業医や、地方都市の小さな診療所など違った種類の場所に行かせてもらいました。

大きな都市の開業医では、患者さんがかかりつけ医として通ってきて診療するという感じで、日本の個人の開業医とさほどは違わない印象を受けましたが、他民族国家ゆえに、人種によって似たような状況でも鑑別診断が違ったり、貧富の差が大きいため日本では殆ど考えられないような貧しい人々が低栄養状態でやってくること、食生活の違いからか若年齢での生活習慣病の発症が多く、また体重300-400kgというのが決して珍しくないことが印象的でした。

アメリカの田舎は、日本の田舎とは違って、周囲100km圏内に他に病院がないという位のこともあり、今回レジデントと一緒に行った診療所では、かなり遠くから患者さんが車でやってくるようでした。大病院の救急室と違い様々な検査もできないため、殆ど問診・身体所見だけで診療するという感じでした。

免許も保険もないので見学がメインでしたが、レジデントと一緒に診察室に入り挨拶をした後、親日的(?)な陽気な(?)患者さんの時は、お話を聞いて診察をして上級医にプレゼンをするということも何回かありました。

滞在中、黒部に来られた先生方にもお会いでき、週末も日本ではできない体験もさせて頂きました。わずか4週間でしたが、アメリカの医療に接することで、日本の医療の良いところ・悪いところが少し見えたような気がします。今回このような有意義な経験をさせて頂いたことに大変感謝しております。

 
家庭医:診察室(左)、ナースステーション(右)
 
中央ジョージア医療センターの壁に掲げられた
黒部市民病院のタイルの前で(左)、Hash先生ご夫妻とRoche先生ご夫妻(右)

黒部市民病院

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